ゲームで憂さは晴らさない方がいいと思います

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現代は,ストレス過多の時代だともいわれています。
その時代にあって,人が抱えるストレスの量と質はさまざまでしょう。
そのストレスと呼ばれるものを自覚し,解消する術を人はどれ程もっているのでしょうか。
今回は,ストレス解消の手段としてのゲームについて記してみたいと思います。

YouTube を視聴していると,明らかにその手段となってしまっている事例が見られます。
しかも,18歳未満の若年層が,R18のゲームに手を出して,攻撃的な言動やヴァーチャルな世界で「人殺し」を平気で行っています。
ゲームの売り手は,年齢のチェックをどう行っているのかは不明だが,これは明らかに違反行為でしょう。

このような若者は,現実世界では引きこもりがちで,人間関係もうまくいっていない傾向が強いのではないでしょうか。
それ故に,まわりから受けるストレスを現実世界の中で解決する方法を身につけられず,鬱積した状態が続いているに違いないと思えます。

そんな時,ある種のゲームにであい,一時的であっても鬱積した状態から解放されたと感じると,そのゲームにのめり込んでしまいがちになります。
この心理的なカタルシスの中毒になっていくと,現実世界での問題にはまともに対峙せず,何かあればヴァーチャルな世界での解決方法に頼りがちになります。

人は,生きていく中で色々な経験をしながら,自分が育ち同時に強くなっていくものです。
しかし,それにはストレスにも耐えていくことも必要であるし,自分に真正面から向き合うことも必要でしょう。

自己と真正面から向き合うことは,思うほど簡単なことではありません。
又,自分から逃げないという態度がなければ,なかなか実行できません。

ところが,現代はそのようなことをしなくても,自分を逃がせる(ごまかせる)誘惑が沢山あり,ゲームもその一つとなっているように思えます。
常に,他人からの攻撃に曝されていると感じている人は,それを仮想空間で跳ね返そうとします。
それが,いわゆる闘争心を煽るようなバトル・ゲームであり,明らかに病的な攻撃性を感じる動画もあります。

一旦,そこに逃げ出す習慣が身についてしまい,その方法が唯一の問題解決方法になってしまっている時,まわり(親など)がゲームを止めさせようとすると,今度は親などに暴力として向かってきます。
何とか自己を保てる道具(ゲーム)を奪われることに対する危機感がそうさせてしまうのでしょう。

このように病的なほどゲームにのめり込んでしまっている兆候を見つけた時は,一刻も早く対処しないと精神的に病んでしまう可能性を否定できません。
又,子供に安易にゲーム機を与えてしまうのは,その動機付けを行ってしまうことも考慮せねばなりません。

表面的に「大人しく」見える若年層には,深層心理の中に「暴力性」が潜んでいる場合があります。
我々大人は,そんな若年層の将来を壊してしまっている環境に注意しておく必要があるでしょう。

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