この標題は,喫煙者には事実上の「禁煙勧告」かも知れません。
職場の休憩時間は,通例1時間でしょう。
職場の喫煙場所まで行って戻ってくるまでどれくらいの時間を要しているでしょうか。
仮に平均時間を5分とします。
あなたが昼の休憩時間を除いて5回喫煙しに行ったとすれば,5分×5回=25分となり,残るあなたの休憩時間は35分しかありません。
現場の職員さんからすれば,休憩時間中も患者さんや入所者の対応をしなければならないので,「完全休憩」はとれていないと反論したくなります。
法人側としては,その実態をどうにかしたいと思うのですが,現実のところ満足な対応が出来ているとはいえません。
だったら,喫煙くらいで目くじらをたてるなと言われそうですが,問題は非喫煙者とのバランスなのです。
非喫煙者は昼の休憩時間まで持ち場を離れることはほぼないでしょう。
とするならば,上述の例で言えば,25分彼らの方が労働時間が長いということになってしまいます。
法人としては,喫煙者に減給の対象とするともいえないし,非喫煙者に25分の給与を支払うともいえないのが苦しいところです。
他の職場の対応は分かりませんが,喫煙者の方は,この様な考え方もあるのだということをふまえて,せめて喫煙するのは昼の休憩時間だけにするという努力が望まれます。
いつか職場でいつかこの問題が惹起するのではないかと私は思っています。