- GRID Autosport -1 -

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WRC の単独走行に飽きてきた私の前に現れた Steam はとても危険な存在でした。
アカウントを作成してログインし,ストアに入ると,そこには莫大な数のゲームがありました。

試しに「レース」のカテゴリーを検索すると,今まで見たこともないゲームが並んでいます。
ヤバイ,非常にそそられてしまう。
幾つか候補を書き留め,YouTube で検索します。

候補のゲームを視聴させて頂いた中で選んだのが,GRID Autosport でした。
クレジットカードを登録して購入すると,「インストール」と出ますので,クリックするとファイルのダウンロードが始まり,数分後には,ライブラリに GRID Autosport の文字が。

購入したゲームが数分後に出来るなんて,余りに安直すぎて声も出ません。
もし,お子様がゲームに夢中で,Steam とお付き合いし,「お父さん(お母さん)クレジットカード貸して」と言ってきたら要注意です。
それは,お子様に無制限にゲームを購入する許可を与えたことになります。

GRID Autosport は,F1 2015 のような F1 に特化したものではなく,幾つかのカテゴリーに分かれています。
具体的には,
(1)ツーリング・カー
(2)耐久レース
(3)オープン・ホイール
(4)チューン
(5)ストリート
となっており,4Gamer.net の GRID Autosport レビューによれば(以下このレビューに基づいて解説していきます),
「本作の主役となるマシンは,市販車ベースのレースカーやドリフトカー,フォーミュラカーまで全 103 車種(DLC の 21 車種を含む)がラインナップされている。(中略)収録車種は,市販車ベースのマシンでサーキットを走る「ツーリングカー」,究極のレースカーであるフォーミュラカーで戦う「オープンホイール」,タイヤの摩耗などを気にしながら長時間のレースを走り抜く「耐久レース」,専用チューニングを施したマシンでタイムアタックやドリフトなどに挑む「チューン」,市街地コースを走る「ストリートレース」という,5つのカテゴリのいずれかに属している。」
と紹介されています。
車種の一例を挙げてみますと,外車は
McLaren 12C
Mercedes-Benz C63 AMG
Ford Focus ST
Ford Racing Ute
Chevrolet Cruze Touring Car
MINI Miglia
Dallara Indycar
Lola B05/52
Caparo T1
Ford GT40 MK1
Audi R8 LMS Ultra
Aston Martin N24 V12 Zagato
McLaren P1

一方日本車は,
Subaru BRZ
Honda Integria Type R DC5
Honda NSX R
Nissan 2004(Z34)350 Nismo Drift Tuned
Honda 5zigen Civic
Mazda RX-7 Type RZ
Nissan 2008(R35)GT-R Nismo GT500
Honda HSV-010 GT
となっています。

レースタイプは,
(1)一般的な順位を競い合うレース
(2)規定の周回内で最速ラップを目指すタイムアタック
(3)規定時間内に走行した距離を競う耐久レース
(4)ドリフト走行の技術に応じた獲得ポイントで争われるドリフト
が用意されています。
収録コースは,
「市街地コースや実在のサーキットなどを含む 27 のロケーション,159 のコースが収録されており,シリーズ最大のボリュームとなっている」
とのこと。
全く WRC とは段違いで,あらゆるジャンルが楽しめるようですね。
「本作のゲームモードは,「キャリア」「カスタムカップ」「オンライン」「スプリットスクリーン」の4つで,メインとなるのが,1人のプロドライバーとして自分をサポートしてくれるスポンサーと契約し,チームやスポンサーからのオファーをこなしながらチャンピオンシップの頂点を目指す「キャリア」」
です。

このモードでは,
「25 の節目で構成された「シーズン」が設定されており,シーズンの開始時点で5つのカテゴリ(ツーリングカー,オープンホイール,耐久レース,チューン,ストリートレース)の中から挑戦するものを選択する。
最初は下位レベルのレースイベントしか参加できないが,それぞれのマシンカテゴリでレースに挑み,経験値(XP)を稼ぐことで上位レベルのレースイベントが選べるようになる。

新しいシーズンを迎える際に,どのカテゴリに挑戦するのかはプレイヤーが自由に選択できるので,1つのカテゴリに絞ってもいいし,得意な分野から順番に挑戦してもいい。
ただし,すべてのカテゴリのレベルが3,6,9に達すると,「GRID シリーズ」と呼ばれる高難度のシリーズに挑めるようになる。
できるだけまんべんなく,5つのカテゴリを攻略していくのがオススメ」
のようです。

又,「カスタムカップ」は,レースモードやマシン,コース,ルールなどを自由に設定して楽しめるモードです。
WRC のように1車種をマスターすれば,全てのコースに対応可能なわけではないので,それぞれのカテゴリーにおけるターゲット車種を決定しなければいけません。

カテゴリーは5つあるので,最低5車種選ぶことになります。
カスタムカップの設定は全くと言っていいほど自由なので,5車種で全てのコースを攻略するとなると,5車種×159 コース= 795 通りで,これだけでも短時間でマスターするのは到底不可能です。

ましてや全車種ともなれば,103 車種×159 コース= 16,377 通りになってしまいます。
即ち,カスタムカップは,極端な場合 16,377 通りの遊び方があるということになります。

WRC は市販車がベースでしたから,ツーリングカーやストリートカーは何とかなるとしても,耐久レース用車両,フォーミュラカー(オープンホイール),ドリフトカーなどは全く未経験ですので,WRC 以上の敷居の高さです。

そして,
(1)車を知らない
(2)コースを知らない
(3)ルールを知らない
(4)車のセッティングを知らない
(5)車の挙動を知らない
の「5ない」ですので,どこから始めるのがいいのか随分迷いました。

そこで思いついたのが,伝家の宝刀 YouTube。
闇雲に始める前に人様から学ぼう(百聞は一見にしかず)ということで,下記の点を視聴条件として設定してみました。
(1)キャリアモード
(2)(1)で出来るだけ5つのカテゴリーを網羅している
(3)走行場面以外(セッティング等)を見せてくれる
というわけで,私が数ある中で選んだのは,(1)Roy Naniwa 氏,(2)Naaaaakaaaaag 氏の両名でした。お二人の実況は大変参考になりました。感謝致します。

お二人の動画を拝見して学んだことは,
(1)コースを覚えること(当たり前)
(2)他車を如何にパスするか
(3)コーナーのクリア
(4)ブレーキングの大切さ
(5)ライン取り
(6)車のセッティングは後回し
です。

(1)のコースを覚えることは当然ですが,コーナーの深さやブレーキングポイントが分かるようになるには,矢張り走り込まなければいけない。
ライン取りについては,路上にラインを示してくれるので,当面それを忠実にトレースする。複数の車で競争したことがないので,ぶつけることなくパスするにはどうすればよいか。

見ていると,他車と競い合うのは結構楽しそうですね。
次に,GRID Autosport を解説しているウェブサイトを検索しましたが,残念ながらありませんでした。

さて,どうするか。
先ず,基本設定は下記のようにしました。
(1)難易度:Very Easy
(2)車のコントロール:全て ON
(3)カメラ視点:ボンネット
Roy 氏は,難易度をハードにされていましたが,それは経験者だから可能なこと。
私は未経験なので,余り難易度を上げてしまうとレースにならない。

車のコントロールも全て OFF にした方が速いというコメントもありましたが,挙動が全く分からない時点では無謀かと。
カメラ視点は,WRC ではバンパー視点でしたが,これは単独走行だったので,他車との間合いなどを考慮する必要がなかったので可能だったと思います。
幾つかの視点を紹介されていましたが,ボンネット視点が最も走りやすそうでした。

動画を拝見する上で注意していたのは,自分の目がスピードに追いついているかということでした。
WRC では,いくら速くても 200 km +α でしたので,300 km 近くでの景色の流れが見えているかに注意していました。
WRC で最も難しいコースは,両側がカベで,車幅が狭い道を走る時です。

加えてタイト・コーナーが連続する場合は,速度は 100 km 前後でも,景色の流れは半端ではありません。
その点,サーキットは,道も広く,視界を遮るものがないので,対応できそうでした。

ただ問題は,加速です。
オープンホイールの加速がもっとも良さそうですので,動体視力が追いつくか。
最初は,カスタムカップで初心者レベルの車を選択して「試走」してみることにしました。
割合走りやすそうなコースを選び,ドリフトカー以外の車を走らせてみました。

走らせてみて,肝心なことを忘れているのに気づきました。
それは,車の駆動方式です。
WRC では 4WD のみでしたから全く気にかけていませんでしたが,駆動方式の違いが挙動にどう影響するのかも注意する必要がありそうです。

他車とバトルするのは難しいですね。
スピードを調整できなくて追突したり,コーナーの進入時にぶつかったりして,1レース終了すると車はボコボコになっていました。
ツーリングカーでこの状態でしたから,他のカテゴリーの車を走らせるのは無理というものです。
そんなわけで,暫くはカスタムカップをやっておりました。

しかし,コースを覚えるのは別にして,車の挙動や他車との間合いに慣れてくると,WRC の攻略方法が頭をもたげてきました。
「どうせやるなら,最も速い車でマスターする」
車種が豊富なので,この方法が適切かどうかは不明なのですが,加速力に優れた車に乗り,ぶつけることなく他車を追い越したり,コーナーをクリアできれば,下位の車への対応も可能だろう。

加速力といえば,オープンホイールでしょうが,これはちょっと特殊なので,箱車から選択することにし,色々調べた結果,Koenigsegg Agera R という車にしました。
この車についての知識は全くなかったのですが,スウェーデンの自動車メーカーが発売している車のようです。
主要諸元は,Wikipedia によれば,
(1)最高出力:1,140 PS
(2)最大トルク:1,200 Nm
(3)最高速度(理論値):440 km
(4)0 → 300 km:14.53 秒
らしいです。全ての値が半端ないですね。
相手にとって不足はない(というかなさ過ぎる)。

Koenigsegg Agera R への挑戦は次回報告します。

(参考)
(1)4Gamer.net:GRID Autosport レビュー
(2)YouTube:Naaaaakaaaaag
(3)YouTube:Roy Naniwa
(4)Wikipedia:Koenigsegg Agera

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