Ecology と Economy の両立

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日本のハイブリッド車全盛を批判する訳ではありませんが,私は,車の経費はトータルコストで考える必要があると思っています。
即ち,ランニング費用としてのガソリン代は,最も大きな出費ではありますが,それ以外に,
1.自動車税
2.エンジンオイル交換
3.タイヤ交換,
4.車検費用
等があります。

10・15燃費は,その道のプロが走ってのことと認識しています。
従って,タイヤを扁平率の高い(70扁平→50扁平)ものに交換すれば,路面との設置面積が増えるために燃費は悪化します。

そんな理屈はさておき,CX-5とプリウスの燃料費の比較をやってみましょう。
データは,職場のプリウスから拝借しました。

私の場合は,通勤が片道37kmですので,勤務日数を23日とした場合,月間走行距離は,37km × 2 × 23日=1,702kmとなります。
燃料費は,ガソリンが142.5円,軽油が121.3円が全国平均となっています。

1.プリウス:燃費が20.2kmですので,1,702km ÷ 20.2km × 142.5円=12,007円
2.CX-5:燃費が14.4kmですので,1,702km ÷ 14.4km × 121.3円=14,337円

となり,月当たりの差は2,330円となります。
尚,上記は消費税を加味していませんので,これを加味しますと下のようになります。

1.プリウス:12,007円 × 5% = 600円
2.CX-5:軽油の場合は,121.3円から軽油税 32.1円/L を引いた金額に消費税がかかりますので,((121.3円 - 32.1円) × (1,702km ÷ 14.4km)) × 5% = 527円となります。
この差額73円を 2,330円からひくと,2,257円となりました。

意外と差がつきませんね。
ガソリンと軽油の価格差が,僅差になった大きな要因ですね。

問題は,この差をどう考えるかだと思います。
純粋な経済性だけを考えれば,プリウスの勝利でしょうが,車に求める価値観は,人それぞれでしょう。
私としましては,これくらいの差であれば,自分の欲しい車で楽しいCar Lifeを送れるならば充分だと思っています。

私見ですが,Ecologyには何かを我慢するというイメージがつきまとっているように思えてならないのです。
たった一度の人生で,色んなものを我慢することは,永遠に楽しみを先送りすることを意味しているのではないでしょうか。

私達は「今を生きる」ことしか出来ないのですから,楽しみを永遠に先送りすることでは,何のために生きているのか分からなくなってしまいます。
決して,「快楽主義」にはしることを奨励している訳ではなく,「今をどう楽しむ」かを考えることも大切ではないかと思えるのです。

自分の人生を生きるには,前回も記しましたが,画一的な価値観に振り回されることなく,独立独歩の側面も大切だと思います。
「私とあなたは違う」のは当たり前なのですが,日本人は,それを明確に主張することを怖れる傾向が強いように思います。

何故なら,それを主張することは,周りの者に対し,「独立宣言」をすることをも意味します。
でも,案外,そういう考え方で生きていく方が,周りの価値観に迎合する必要もなくて,却って気楽なんですけどね。

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