動体視力を鍛えよう

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ゴールデンウィークも終わりましたが,どこかへお出かけされましたでしょうか。
私は,家族サービスで伊勢志摩へ出かけました。
相変わらず道の渋滞は酷く,どこから湧いてくるのかと思うくらい車のオンパレードでした。

特に,高速道路は,車速が一定せず,明らかにサンデードライバーとおぼしき方の運転は危険であるとすら感じました。私は,出来るだけ車間距離をとって走る方なので,車間距離も余りあけることなく走るのはとても怖いです。

何故サンデードライバーとおぼしき方の判別がつくかというと,下記のような特徴があるからです。

1.走行車線と同じような速度で延々と追い越し車線を走る
2.追いついても道を譲ってくれない
3.緩い登りになると車速が落ちる
4.トンネルに入ると急に速度が遅くなる

1は,最近余り見られない現象ですが,問題は走行車線と同じような速度であるということ。
到着を少しでも早めようとのことでしょうが,「追い越し」の意味を理解されていないような感じがします。

2は,自分が渋滞を引き起こしていることに無自覚な人に見られる特徴です。

3は,緩い下りから登りに変化している様子が認知できないので,速度のキープが出来ません。
普段ドライバーは,自分の認知していることは,他車もしているだろうと予測して運転しています。
危険なのは,認知の差(変化を自覚しているかどうか)によって,急に車間距離が短くなってしまうことです。
これはとても怖いことです。

4は,眼球の明暗に対する順応の問題ですが,走り慣れていないドライバーは,一瞬暗闇の中に入った感じを受け,その恐怖から思わずスピードを落としてしまいます。

久々にハンドルを握って,しかも遠出をする場合,先ずはスピードに対する感覚を取り戻す必要があります。
通常,スピードが上がるにつれて(加速)視野が狭くなってきますが,いきなり高速道路に入ったような場合,スピードに目が追いついていないので,周囲の判断が上手くできません。

なので,ご本人は相当緊張して運転されているのでしょうが,巡航するために周りのスピードに合わせようと無理をします。
その無理が事故に繋がってしまう場合があります。

車を運転する度合いが低い方ほど「動体視力」の衰えを自覚する必要があります。
例えば,高速道路のランプウェイから加速して本線に入る場合,急に視野が狭くなったと感じる(視力を失ったように感じる)方は,動体視力が衰えています。
そのまま運転することによって,1~4のような特徴を現してしまいます。

動体視力を取り戻していく運転方法としては,徐々にスピードを上げるのは勿論のこと,例えば,40km→60km→80kmとゆっくり速度を上げるのですが,周りの景色が綺麗に見えるようになったら,次のスピードに上げます。

そうしないと,40kmの視野の広さと80kmの視野の広さが急に変わってしまう(狭くなる)ことは,本能的に恐怖感を呼び起こします。
それを回避するために,それぞれの速度で巡航することが大切になるのです。

動体視力を鍛える方法としては,YouTube 等で高速で運転している動画を見ることです。
これは車のゲームなどでもかまいません。
動画に現れてくる周囲の景色がはっきり見えるようになるまで視聴を繰り返します。

出来れば,「オンボードカメラ」の映像を見られるのがいいと思います。
車内カメラで撮影していますので,運転する視野に相似しています。

私は,WRC 等のラリーの映像をよく見ます。
ラリーは公道を,しかも狭いコースをハイスピードで駈け抜けるので,相当景色の流れが速いです。
最初は,余りも早く景色が流れるので目がくらむ思いがしますが,慣れてくると景色が見えるようになってきます。

事前にこれを行っておくと,加速した時に自分の目がついていくことに驚かれると思います。
又,余りにはっきりと見えるので,目が良くなったと勘違いされるかも知れません(私もそうでした)。

取り留めのない内容になってしまいましたが,車の運転には充分ご注意下さい。
かく言う私も,寄る年波には勝てず,渋滞の中を遠出するのは大変な疲労を伴うことでした(腹が立つのは,帰りに家内を始め子供達がみんな寝てしまっていること)。

下の動画でご自分の動体視力を試してみて下さい。
景色の流れに眼がついて行かないのは,動体視力が弱いせいですので,何回も見直すことで次第に慣れてきます。

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