2年間主夫をやって分かったこと【女性賛歌】

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一昨年に引退してから,早くも満2年が経ちました。
私の家族は,家内と娘3人ですが,長女は結婚し,三女は仕事のために外に出ています。なので,今は3人暮らしです。

日中は,愛猫と二人です。
引退して私が心がけたのは,規則正しい生活を送るということでした。
一見当たり前のようですが,余りにも自由になってしまうと,時間をどう使うかに戸惑いを覚えてしまいます。

そこで,家内が仕事に出ている日中は,
(1)掃除
(2)洗濯
(3)自分の昼食作り
をやると決めました。

(1)の掃除は,一部屋ずつ掃除機をかけるだけなので,それほど難しいことではありません。しかし,今まで忙しさに紛れて見えなかったものが見えてくるようになります。部屋の隅々まで掃除機をかけるようにしていると,いくら探しても見つからなかったものが見つかったり,家具の傷み具合がわかったりします。

(2)の洗濯は,洗濯機が行うのですが,現在の洗濯機は全自動なので,兎に角ボタンを押せばやってくれるのですが,洗濯物の量によって水や洗剤の量が変わってきます。
ものによっては,ネットに入れた方がいいものもあり,こちらはそのようなことは知りませんから,ひたすら水を張って洗剤をぶち込むだけでした。
ある時,家内から,「これとこれはネット」とご指摘を受けました。又,脱水時間も洗濯物によって調整する必要があるとのこと(余りに長いと生地が傷む)。
晴れの日には,外へ干して,取り入れもやります。
洗濯物はそれほど多くはないので,2日に1回くらいの頻度です。

問題は(3)の昼食作りでした。
恥ずかしながら,何せ今までは家内の作ってくれたものを食べていただけなので,スーパーに買い物に行ったことすらなく,「物価」も知りません。
勿論,調理なんて全くしたことがないので,台所に何があるか分かりません。
そこで,まず冷蔵庫を開けて,何があるかを点検しました。その中で自分で調理できるものを探しますが,何を作ればいいのか全く想像がつきません。
料理なんて全く知らないのですから当然です。
有名なクックパッドで検索しますが,ある料理の食材が全て揃っていることなんてありません。こうなると,基本が分からないので,当然応用も分かりませんからお手上げになってしまいます。

仕方なく近くのコンビニに行くことになりますが,これでは進歩がない。
スーパーに買い物に行くのは,何十年ぶりといっていいほどです。しかも食品売り場などは記憶がありません。
一回りしますと,食材は沢山ありますが,前述のように料理のイメージがわきませんから買うものが決まらない。物価も初めて分かりました。

最初の頃は,私は麺類が好きなので,うどん→ラーメン→そばの繰り返し。つゆは勿論,市販のものです。トッピングは天ぷらやあぶらげなどでした。

余りバリエーションがなくてもいいから自分のできる料理を研究することにしましたが,才能がないのか2年経過しても満足なものは作れていません。

こんな拙い経験からでも分かることは,「家事」は巷で言われるような簡単なことではなく,極めて知的な労働であるということ。

家族の健康を考えながら毎日料理を作り続けることは,とても大変なことです。しかも,毎日異なる料理が出てきます。勿論,家計を考えて食材費もそこそこにしなければならない。
そんな工夫の連続を当たり前にように考えてきた私は,初めて自分がその経験をすることでその努力の尊さが分かったような気がします。

だから,家内も「たまには外食したい」と言っていたのですね。

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