日勤専従者と夜勤者の賞与はどうすべきでしょうか

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もし,あなたが就職や転職したい場合,自分の勤務状況によって「賞与」がどのようになるか尋ねていますか。

殆どの勤務先は,日勤専従者と夜勤者で「賞与」の支給率を変えていると思われます。
あなたが日勤専従者の場合,夜勤者と「賞与」の支給率は変わらないという回答が返ってきたら,それはラッキーと思った方がいいでしょう。

私の職場では,病棟以外の夜勤がない現場の職員の「賞与」は年間4.3ヵ月でした。
基本的にはこれをベースにします。
即ち,夜勤者の「賞与」は年間4.3ヵ月とするのです。

そして,夜勤の有無による違いをどのように査定するか。
これは,各職場によって様々だと思いますが,私の職場では,その差を1.3ヵ月と決めていました。
この数字には特段の根拠があるわけではなく,トップの決断だけです。

従って,日勤専従者の「賞与」は年間3.0ヵ月ということになりますが,これに対して日勤専従者の方がほぼ満足してくれるかが問題です。
幸いに,私が在籍していた当時は不満を聞くこことはありませんでした。

問題視された場合は,支給率を上げるしかありませんが,夜勤者に近づけすぎると,今度は夜勤者から不満が出てきますので,落としどころは難しいです。

上述のように,実態としては格差をつけなければ,夜勤者の離職を招いてしまい,病棟運営が苦しくなります。
かといって,日勤専従者を「非常勤職員」に格下げすることは不可能です(日勤専従者の離職を招く)。

私自身の考えとしては,他の現場は日勤しかしないのに,4.3ヵ月支給し,病棟の看護師さんに格差を設けるのはいかがなものかと考えていましたが,そうすると,夜勤者の「賞与」の引き上げをせざるを得なくなり,今度は他の現場から不満が出てきます。

このように,職場全体を見渡した場合,様々な勤務形態がある職場のバランスをとることは極めて難しいことがわかります。

あなたが,今の職場で夜勤者から日勤専従者に変更したり,新たに就職する際には,上記のことを勘案して「賞与」についてお尋ねすることをお勧めします。
これも,大切な労働条件の一つですから。

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