前回はチェイスについてご紹介しましたが,内容が重複するのを承知の上でもう少し説明したいと思います。
チェイスは実によく出来たゲームだと思います。
人間が運転する無限ともいえる事態によく対応してきます。
私自身は,まだこれといった必勝パターンを身につけたわけではありませんが,ある程度のコツ(当たり前のことばかりですが)はつかんだつもりですので,それをご紹介します。
チェイスの特徴
チェイスは警察の追っ手を回避して目的地までクレートを運ぶものですが,クレートの場所が様々な場所に置かれていることと毎日 15:00 に配置場所がリセットされるので,サーキットのように走り込めばコースを熟知できていくという学習効果が余りありません。
即ち,原則的には毎回初見のルートを走るということになります。
おまけにパトを回避しながらですので,単なるドライブと異なり,ある意味では敷居は高いかも知れません。
現に YouTube でもチェイスに挑戦している動画は余り見られず,「チェイス招待」と表示されても無視したままの方が多いように見受けられます(アップせずにやっておられるかも知れませんが)。
しかし,最初は最もレベルの低いブロンズ(以下「銅」)からやってみれば,そのメリットもわかると思います。
「銅」の所要時間はだいたい約2分前後と勝負が早く,最低 4,000 バックスの報酬がもらえます。
余りレベルの高くないマシンの場合は,「銅」にチャレンジしてレベルを上げることをお勧めします。
チェイスのメリット
チェイスのメリットには以下のようなものがあります。
経験値がもらえる
成功しますと経験値がもらえますので,自分自身のレベルも上がっていきます。
又,自身のレベルを上げなければ,マシンのレベルを上げることも不可能です。
つまり,自身とマシンのレベルとは不可分一体となっています。
報酬(お金)がもらえる
挑戦するだけで,自分についたお金(謂わば基本運賃)を得ることが出来ます。
これは位が上がっていくと昇給します。
警察とバトルすればその分加算されます。
マシンのパーツがもらえる
チェイスに使ったマシンのパーツがもらえますので,マシンのレベル向上にも寄与します。
自分の得意なマシンを使うことでレベルも上がり,勝率も上がっていきます。
私の経験では,700 台のレベルでは苦しいですが,1000 まで上げると格段に走りも変わって楽になりますので,是非そこまでは粘り強く頑張りましょう。
最も易しい「銅」のクレートを車を変えて何度もチェレンジすれば,やがて報酬や車の部品(1/10のもの)はなくなりますが,マシンのパーツはゲット出来ます。
又,「銅」は勝負も早いので(大体2分前後),30分もあれば13~14回は可能ですから,マシンのパーツが14段階上がることになります。
私は,その日の最も易しそうな「銅」を見つけると,マシンを変えて繰り返しやりました。
当然のことですが,FULL STOCK マシンでいくら挑戦してもパーツは手に入りませんので注意が必要です(FULL STOCK の状態はどのスペックにも当てはまらないため)。
マシンの収集が出来る
多くのマシンを揃えたい方にとっては,これが最も大きな報酬かも知れません。
現に500,000バックス以上のマシンがぞろぞろ候補に挙がってきます。
私は,他のことをしてお金を貯めてマシンを買うよりも,これが最も効率のいいことだと思います。
そして,候補のマシンを全て手に入れた後で,候補になっていなかったマシンを買うのが賢いのではないでしょうか。
その頃には充分お金も貯まっていると思います。
手に入れた車のリストを見てみますと, HUMMER H1 ALPHA が1,080,000バックス,MASERATI MC12 が1,075,000バックスとなっており,最低でも 1984 KAWASAKI GPZ 900R “Ninja” の135,000バックスとなっています。
これは,FULL STOCK なので,各スペックにチューニングする費用は自己支弁する必要があります。
ただ,唯一のデメリットは,プラチナを除いて各グレード(金・銀・銅)の高い方の報酬をゲットしなければならないことでしょうか。
しかし,2回目ならばルートも分かっているので勝率も高いと思います。
チェイスのコツ
原則的に毎回初見のルートを走ることになるので絶対的なものはないのですが,私が心がけていることを記してみます。
自分の最も得意なマシンを使おう
誰しも所有している車の中でも最も得意とするものがあるはずです。
最初は,専らそのマシンを使用してチャレンジしましょう。
車の加速やコーナーリング性能など車の挙動を熟知しているのを使うことが成功の確率を上げます。
色んな場所を走っておこう
チェイスの場合,同一のルートを何回も走ることは余り意味がありません。
クレートはどこに置かれるか分かりませんので,常日頃から色々なところを可能な限りのスピードで走っておきます。
そうすることによってマシンの挙動も掴めますし,道中に現れるスキルによってマシンのレベルも上がります。
よくハイパー・カーでハイウェイの直線をぶっ飛ばしているのを見かけますが,それよりも田舎の色々な道を経験しておくことが重要です。
片側一車線の道を300km近いスピードで一般車と衝突せずに走れるか。
又,ハイウェイで2車線の両側に車が走っているところを衝突せずに走れるか。
下の動画は,バイクに慣れるために田舎道を走ったものです。
同じく両車線を車が走っているハイウェイをバイクでぶつけずにアタックしたものです(最後はぶつけてしまいましたが)。
このようにあらゆる機会を捉えてアタックすることで,一般車とすれ違う感覚や脇道から出てきた場合の咄嗟の回避方法が身につくと思います。
マップは拡大表示しよう
マップの通常表示では,ルートの先読みが出来ませんので,必ず拡大表示して先読みの練習をします。
目的地を設定して,出来るだけハイスピードで到達するためにはルートの先読みが必須になります。
チェイスでも先にどの様なコーナーがあるのかを考えながらスピード調節が必要になってきます。
最高速よりもパトを回避できる速さが大切
常に最高速で走ろうとすることも大切ですが,むしろパトの追っ手を回避しながら走れる速さが大切になってきます。
しかも,初見でこれを実現できるかが大きなカギです。
一般車にはぶつけないようにすること
最後にお示しする動画では,一般車にぶつけているシーンがありますが,極めて数が少ないと思います。
ましてやクラッシュ・ムービーは1つもありません。
一般車にぶつけてしまうと,それだけでパトに追いつかれてしまう要因になりますので,スピードが少し遅くてもぶつけない方がベターです。
ぶつけないでオーバーテイクするには日頃の訓練しかありません。
ぎりぎりですれ違える車両感覚を養っておきましょう(特にセンターラインのない田舎道では有効です)。
パトはそんなに遅くない
はじめの頃は,パトを振り切ろうとしゃかりきになりがちですが,パトは300kmオーバーでも追尾してきます。
時には一瞬のスピードダウンをとらえて前に出てきます。
又,ルート上に待機しているパトもありますので,振り切ることだけに専念するのではなく,「いなす」ことも大事です。
急ブレーキをかけるなどして前に行かせるとか(これは直角の急コーナー手前で有効です)。
パトよりも速く走ることも必要ですが,緩急をつけた走りを会得することがバトルには必要と思います。
パトを前に出さない
パトに前に出られてしまい,道を遮られるのはある種の最悪な事態とも言えます。
ですから,並走はいいのですが,意図的に前に出させる場合は別にして出来るだけ前に出さないことが肝要です。
しかし,警察の攻撃を受けて自身の車の制御がきかない時などは簡単に前に出られてしまいます。
こんなときは,一旦自分の車のスピードを落としてパトとの距離を開けて逃げ道を模索します。
上の動画は,FERRARI F40(前半)と RX-7(後半)のシーンですが,一旦スピードをおとして逃げ道を探しています。
無理矢理前に出ようとしてパトを押してしまうのは却って自滅します。
7秒のカウントダウンが始まらない限り焦ることなく対処すべきです。
市内では交差点に止まっている車に注意
例えば,直進から左(右)に曲がる場合,交差点で信号待ちをしている車に出くわすことがあります,
出来るだけタイトに曲がろうとしますから,こちらはフェイントをかけられたようで,ともすればぶつけてしまいます。
私も,最初の頃はその事実を忘れていて,よくぶつけました。
ですから,少し大回りした方が安全だと思います。
時にはバックも有効に使え
パトに急ブレーキをかけられてしまい,自分の車が接触してしまったような時にはバックして距離を開けることも重要です。
7秒のカウントダウンが始まってしまうと急いでパトの射程圏内から離れる必要が生じます。
下の動画はそのシーンです。
最初の Mini のシーンはまだいいのですが,後半の SRT VIPER では,ゴール直前であわや瀕死寸前まで追い込まれています。
後ろにもパトがいてはさまれていない限りバックは有効です。
可能な限りルートをショートカットしろ
これはルートの先読みをしていないと出来ないことなのですが,マップの指示通りに走るのではなく,ショートカット出来るルートを読み取ることも重要です。
勿論,ハイスピードでこれを行うのですから,時には誤りも生じてきますが,その大胆さが重要です。
示されたルート通りに走らなくてもペナルティはありません(下の動画の Nissan GT-R [Mt]参照)。
典型的なのは,市内の格子状の道をジグザグに走らされる場合で,コーナーの度にスピードを殺さねばなりませんのでパトに追いつかれてしまう確率が高くなります。
そんな時は,最初に曲がるコーナーを無視して直進しますと,違うルートが表示されますのでそのルートを走る方が楽な場合があります。
逆にルートに示されたコーナーを曲がるのを間違えた場合,迂回路がある場合はわざわざ戻るのではなくそのまま突っ走って新たなルートをマップに表示させた方が車のスピードもおちないのでいいと思います。
迂回路がない場合は,戻ることになりますが,その場合パトが正面から体当たりしてくる場合があるので注意が必要です。
7秒のカウントダウンを有効に使え
7秒のカウントダウンが始まると焦ってしまいがちですが,残り3秒くらいまでは平気になる必要があります。
要は,最後の1秒まで粘り続ける癖をつけることです。
前後をパトにはさまれなければ脱出の糸口は必ずあります。
これは,最近気づいたことなので確信的なことはいえないのですが,集団で追ってくるパトの中にカウントダウンをするパトが決まっているのではないかということです。
即ち,そのパトの射程圏内に入ってしまうことが最も危険で,他のパトはいくら迫られても問題とはならないということです。
まだ完全に実証出来たわけではないので,ご自身で確認して下さい。
警察無線に注意しよう
走っていると,傍受している警察無線が流れてきますが,その中でも下記の言葉に注意しましょう。
その言葉の後で必ず警察から攻撃を受けます。
「止める」
これは,警察が EMP ショックなど何らかの攻撃を仕掛ける前の合図です。
ですから,一旦スピードを落とすなどの備えをした方がいいかもしれません。
特にEMP ショックはきついです(車のコントロールを失ってしまう)。
「ぶつける」
文字通り体当たりしてきます。殆ど横からですので,それほど衝撃はありませんが,コーナーを回っている時などに仕掛けられるとスピンの憂き目にあう可能性もあります。
自分の武器は有効に使え
私は攻撃用として「フラッシュバン」と防御用として「ガーディアン」を装備しています。
「フラッシュバン」というのは,閃光弾を放って一瞬相手の目の前を真っ白にして運転感覚を麻痺させるものです。
「ガーディアン」は,警察攻撃を無効にするもので,運び屋には必須の装備と言えます。
但し,両方とも一度使うと30秒間は使えないので注意が必要です。つまり,30秒間は無防備の状態になるということです。
ですから,めったやたらに使うのではなく,いつもどちらかを装備している状態にしておくことが肝要です。
又,その方が自力でパトを回避する方法が身につきます。
自分がサポーター役の時にも上記の武器は使用可能です。
前を走る運び屋がパトに絡まれている時にフラッシュバンを使うと,パトがコントロールを失って運び屋が安全に走行できます。
運び屋が何らかの攻撃を受けている時は,車の周りを青いフラッシュが点滅しますので,ガーディアンを使って無効にしてやります。
運び屋も武器を持っていますが,一度使うと30秒間は使えず,その時に攻撃を受けると無防備になっているので,それを助けてやるわけです。
私自身は,時々サポーターと走りますが,上記のようなことを余り行ってもらえません(というか知らないのかもしれない)。
中には,後ろを走るサポーターが,私の車が直線道路に入ったのを見計らって,「アンリミトロ」という7秒間ニトロを無限にする機能を使って,加速を助けてくれる方もいます。
警察プレーヤーに注意しよう
警察プレーヤーの参加の頻度は多くありませんが,それでも参加された時は難易度が上がってしまうと考えた方がいいです。
何故ならば,警察プレーヤーのパトは,例えば,自分の車がパフォーマンスの場合サーキットスペックというように,自分の車のグレードよりも高い車を使用している場合があり,こうなるとポテンシャルが違いますので逮捕される確率が高くなってしまいます。
又,パトのレベルも結構高い車が多いので,自分のレベルが低い場合は簡単に餌食なる可能性が高いです。
ましてや,ゴール直前で捕まってしまうと,気分も萎えてしまいます。
そこで,警察プレーヤーの参加を排除する方法としては,チェイス(箱を割る)の前に一旦 HQ に入り,HQ から出てから始めるのがいいようです。私の場合は,ほぼこれで警察プレーヤーと接触することはありません。
出来るだけ夜間は行わない
夜間走行は,極めて視界が狭くなるので,難易度が上がってしまいます。
なので,夜間は出来るだけ避けるようにして,せめてAM3:30以降の夜明けから始めるのが無難です。
その時刻でしたら,全体に車両が少ないので走りやすいと思います。
いわゆる通勤時間帯(AM7:30~AM9:00)も市内や郊外は渋滞しているので,可能な限り避けるに越したことはありません。
先ずは「銅」からチャレンジしよう
プラチナの場合は,目的地までの距離が約20kmで設定されていますが,「銅」の場合は10km未満ですので難易度が低いです。
パトの攻撃もプラチナよりも少ないと思いますので,パトとのバトルに慣れるためにもよい練習になるでしょう。
そして,失敗しても成功するまで頑張ることです。そうすることによって,上記に記したようなことが身につき,パトが少々絡みついてきても慌てなくなります。
最初は,「銅」をオフロードを除いた全てを制覇するところから始めましょう。
市内や市内にほど近い郊外に置かれたクレートではなく,田舎に置かれたクレートの方が走りやすいので,先ずはそこから始めることをお勧めします。
「チェイス招待」表示は絶好のチャンス
サポーター役はチェイスに慣れる絶好の機会です。これを見逃す手はありません。
運び屋のマシンレベルが700を超えているようであれば文句なく参戦です。
運び屋が成功してくれれば,おこぼれに預かれるのですから是非参戦しましょう。
特に,自身のマシンのレベルが低い場合は,サポーターをしばらく続けてレベルを上げた方がいいかも知れません。
以上,言葉で表現できないこともあろうかと思いますので,下の動画をご覧頂いて参考になれば幸いです。
バイク以外は一戦一戦車を乗り換えて録画しました。2,3の車種を除いて初戦の車が多いです。
コメントのない動画は全て初見です(中には同じルートを走っていたものもあります)。
初見で走り慣れていない車で「プラチナ」をゲットするのは結構大変です。
動画
プラチナ・クレート
ゴールド・クレート
シルバー・クレート
ブロンズ・クレート
次回は,小ネタを少しご紹介したいと思います。
次回:- The CREW - 14 -【パーク・ポイントの有効利用 1】
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