CX-5 XD L Package を 2012.11.29 に新古車(登録は2012.03)で購入してから早くも満8年になり,私自身は約84,000kmあまり走行しました。
その間,エンジンオイル交換はディーラーで行ってきました。
車のメンテの中でもオイル交換は最も多く行うものですので,その費用もバカになりません。
かといって,オイル交換を怠るとエンジンに不調をきたします。
オイル添加剤は,約25年前からひとつの製品を歴代の車に使用してきました。
それまでには色々なものに手を出しましたが,コストや効果の問題もあって続かず,最後は現行のものに辿り着きました。
そのおかげもあってか,歴代の車のエンジンは最後まで調子がよく,トラブルは一切ありませんでした。
一言で「調子がよい」といっても,それが示す意味は色々だと思います。
私の考える「調子のよさ」は単なる普段の街乗りのみならず,住まいの環境も手伝って,通勤路はアップダウンの多い峠道であったことやワインディングロードをよく走りに行きますので,「連続した高負荷運転に耐える」ことに主眼をおいてきました。
オイル添加剤の効用はあちこちで語られていますが,投入直後のレポートが多く,同じものを何万キロも使用したレポートはあまりありません。
ましてや何十年というものも滅多にありませんし,同一の製品がそんなに長く販売され続けている事例は殆どないと思います。
せめて20,000kmくらい使用してその前後を示してくれると有り難いと思っています。
誠に失礼ながら,発売元もアニメーションで効果を示すだけで,実際のエンジンでのものはありません。
また,もしそれを気に入って継続しようとしてもいつの間にかお店から消え去ってしまったりして,息の長い製品は余りありません。
次々と新規開発されていくので,一見それが当然のように思われますが,大手メーカーはある製品の需要の先細りが続くとそれを回収し,ユーザーの目の前に新しいものを提示します(それが旧製品の焼き直しでもユーザーには新製品と映る)。
これから紹介する添加剤は,他の製品のように既に原材料をブレンドしたもの(その含有量や配合比率はわからない)ではなく,原材料そのものを買って自分でブレンドするものです。
その販売形態は私が使用し始めてから今まで一切変わっていません。
従って,車の種類によって配合比率を自分で変えることができるため,オリジナルな添加剤を作ることが出来ます(その意味では最も適切な配合比率を探すことも可能)。
この添加剤についてのご批判の意見もありますが,少なくとも私が使用している期間販売され続けるということは,一定の効果があり支持されている証左であると考えています。
下にも書いていますが,購入直後から使用しているため,何が変化したのか,と問われると返答に窮してしまうところがあります。
ただ言えることは,夏の炎天下で,かなりの高負荷を与えるような運転を連続しても,エンジンが熱ダレを起こすことはなく,平然と推移してしまうことでしょうか。
どの添加剤もそうですが,エンジン音がマイルドになって静かになったこともあげられます。
また,エンジンが「軽くなった」感じで,吹き上がりがスムースになります(この効果は距離を走り込んでも持続しています)。
換言すれば,耐熱性に優れている(油温を下げる)といってもいいかも知れません。
特に,過去2台のディーゼルターボにも使用してきた経験からすれば,それが最も大切なことだと思っています。
ここでは,CX-5 に使用しているオイルと約25年に渡って使用している添加剤の紹介をしたいと思います。
エンジンオイルについて
エンジンオイルの交換については,様々なご意見がありますが,少なくともマニュアルに準拠することが基本で,自己流で行った場合,不慮の故障に見舞われる可能性は否定できません。
先ずは,メーカーの考え方を知っておくことが大切だと思います。
オイルについてもメーカー指定のものを使用することが基本で,自然吸気エンジンのように,極端に言えばどんなオイルでも許容してくれるわけではありません。
従って,コスト一辺倒で考えてしまうと,後で痛い目にあう可能性も否定できないと思います。
オイル交換のサイクル
オイル交換のサイクルですが,マツダによると,ノーマルコンディションの場合は12ヵ月(10,000km),シビアコンディションの場合は6ヵ月(5,000km)となっており,オイルは距離を走っていなくても時間の経過とともに酸化するので,どちらか早い方で交換したほうがよいとのことです。
購入した当初は,社用車として出張などにも使用していたので職場の指定のディーラー(トヨタ)で5,000km毎に交換していました。
マツダに切り替えた際,私自身は5,000km毎と考えていたのですが,ディーラーの勧めもあって4,000km毎に交換しています。
シビアコンディション
シビアコンディションとは,下記のような状況をいいます。
シビアコンディションとは,マツダが指定する「クルマにとって負担が大きい」使われ方を意味しています。
下記例のどれか一つでも当てはまる場合は,「シビアコンディション」となります。
<例1.走行距離が多い(年間2万km以上)>
営業車として広範囲にクルマで活動するなど、走行距離が多い。
<例2.短距離走行の繰り返し(8km以内/1回)>
ほぼ毎日、主に家から10分程度の所へのお買い物や送り迎え、勤め先への往復に使う。
<例3.低速走行やアイドリング状態が多い>
渋滞や、市街地などでの信号による停車が多い。
<例4.山道、登降坂路の頻繁な走行>
家の近くや普段の通り道で坂道の登り下りが多く、ブレーキを頻繁に使う。
<例5.悪路の頻繁な走行>
凸凹路,砂利道,雪道など,運転していて衝撃を感じたり,クルマの下回りに石や砂があたったり,砂埃などでボディーが汚れるような所をよく走る。
出典:マツダ
下図は,マツダのウェブサイトで提供されているマニュアルの電子版の抜粋です(最新版)。
使用オイル
上図は,同じ電子版の抜粋です。
トヨタで交換していたのは,「JASO DL-1 SAE 5W-30」の規格品です(2012.12~2015.3の期間)。
マツダでは「SAE 0W-30」の SKY-D オイルもあり,メーカーは省エネのためかこちらを推奨していますが,DL-1 の製品であれば問題ないとのことでした。
又,オイル粘度は前者(DL-1)の方があるので,ターボ(タービン)の保護はこちらがいいように思っています。
エンジンが重たい感じがするというコメントもあるようですが,粘度が違うために当たり前のことです。
省エネと称して,エンジンオイルの粘度はどんどん下がり,最早しゃぶしゃぶのような感じのものになっています。
ハイブリッド車や軽四輪のように燃費を追求すると,エンジンのフリクションを減らすことが大切となるため,オイルの粘度を下げざるを得ません。
また,アイドリングストップ機能をスムースに行うためには,粘度の低いオイルの方が再始動に有利になるので,そのようなオイルが使用されています。
SKY-D オイルの目的もそこにあると思っています(その意味では DPF とは直接関係がない)。
また,SKY-D オイルは DL-1 規格の製品ではありません。
最近は,タービンの焼きつきなどは少ないようですが,昔は夏の真っ盛りにハイスピードでクルージングやワインディングロードを走っていると,タービンの温度があがり,オイルの粘度がおちてしまって(油膜切れ)おシャカになることがありました。
私は,ディーゼルターボ車を2台(いすずジェミニ・トヨタチェイサー)乗り継ぎ CX-5 は3台目ですが,先の2台は私専用の社用車だったため,指定の整備工場でメーカー指定のオイルを5,000km毎に交換しておりました。
この間下記の添加剤を使用してきたおかげもあってか,トラブルには巻き込まれていません。
DL-1 の製品規格は,トラックなどのシビアコンディションにも使用可能なものときいていますので,乗用車でも何ら問題はありません(ディーラーに再確認済)。
むしろ,過走行にも耐えるエンジンオイルの方が信頼性が高いと考えました。
夏場は SKY-D オイルの方がエンジン音が大きくなり,油膜切れを起こすのではないかと気になりました(一度ディーラーが誤って入れてしまったことがあった)。
また,この音の大きさは,私にはとても不快で,このことも DL-1 を使用している一因になっています。
特に,交換してから距離を走り込むと,DPF 再生のためにオイル希釈もあって一層粘度を失っていくので,エンジン音が大きくなるのではないかと考えています。
都市部で余りスピードをださない場合はまだいいと思いますが,前述したように高速道路やワインディングロードを連続して走る場合には不安になります。
もっとも,メーカーもそれくらいのテストはしているでしょうから問題ないと思いますが,私は自分の長年の経験を信用する方を選択しています(高負荷にどこまで耐えられるのかが分からない)。
要は,自分の走り方との兼ね合いが大きいのではないかと思っています。
SKY-D オイルは,どちらかといえば,冬場に向いていると考えています。
というのは,粘度が低いためエンジンのかかりが具合がいいのです(しかも油温が夏ほど上がらない)。
昔は,夏場には粘度の高いものを冬場には低いものを使い分けていた人もいるくらいです。
オイルの点検は,下図を参考にして下さい(電子マニュアル)。
「Xマーク」以上に増えた場合は,「オイル交換しろ」と書いてあります。
また,交換した際には,「記憶値の初期化を行え」とありますので,DIY やディーラー以外の店で行う場合は注意が必要です。
オイルのコスト比較
お世話になっているディーラーに再確認したところ,DL-1 が972円/L,SKY-D が1,836円/Lでした。
1回の交換で5L使用しますので,コストは DL-1 が972×5=4,860円,SKY-D が1,836×5=9,180円となり,その差は4,320円もあります。
5,000km毎に交換する(オイル量は5L)とし,この金額の差を埋めるには,燃費換算でどれくらいの省エネになっていないと帳尻が合わないのでしょうか。
仮に軽油の値段を1L 100円とし,DL-1 を使用した場合の燃費を13km/Lとします。
その場合,5,000kmでは5,000km÷13km/L=384.62Lの軽油を消費することになります。
SKY-D との価格差 4,320円÷100円/L=43.2L となりますから,SKY-D の場合,5,000kmを(384.62L-43.2L=)341.42L の消費で走らないとコストは取り戻せません。
5,000kmを走行した燃費は,5,000km÷341.42L=14.64km/L となり,DL-1 より(14.64km/L-13km/L=)1.64km/L の差が必要になってきます。
つまり,SKY-D は DL-1 よりも(14.64km/L÷13km/L×100=)113% となり,13%燃費がよくないとコストに見合わないことになります。
果たして現実はどうでしょうか。
なかなかそこまでいっていないのが現実ではないかと思うのですが如何でしょうか。
ディーラーのメカニックの方のお話では,DPF の浄化には DL-1 の方がよいといわれておりました。
実際のところ,SKY-D の省エネ性能は2%位とのことでした。
こうしてみてくると,SKY-D が絶対ではなく DL-1 も捨てたものじゃないということが分かります。
また,他のメーカーのディーゼルのオイルも DL-1 が標準ということですから,私は特段レベルの低いオイルを選択しているわけではないことが分かります。
トヨタからマツダに変わったのは,単に職場を辞したからで,それまでのトヨタでの交換も何ら問題は生じていません。
パック de メンテはどれだけお得なのか
ディーラーの方におたずねして初めて知ったのですが,パック de メンテのコストもディーラーによって異なるようです。
また,6ヵ月点検費用も含まれていますので,単独でオイル交換を行うよりも安くなっているとのことです。
ただ,ディーラーによって,交換するオイルが異なる場合(必ずしも SKY-D オイルではない)がありますので,必ず確認しておく必要がありそうです。
パック de メンテは様々なコースが用意されているようです。
下図は,マツダのウェブサイトから拝借してきたものです。
この中から一例として「18ヵ月コース」を取り出したのが下図になります。
このコースは,1回目の車検終了時から2回目までの間(18ヵ月)をパックにしたものです。
コースの内容は下図になります。
この内容をパックではなくそれぞれ単独で依頼した場合の費用を算出してみます。
尚,コストは私がお世話になっているディーラーのものですので,お住まいによって異なる可能性があることを念のために申し添えます。
6ヵ月点検
1.マツダセーフティチェック:3,888円
2.オイル交換
(1)SKY-D:1,836円×4.5L=8,262円
(2)DL-1:972円×4.5L=4,374円
12ヵ月点検
1.12ヵ月点検:12,960円
2.オイル交換
(1)SKY-D:1,836円×5L=9,180円
(2)DL-1:972円×5L=4,860円
(3)オイルフィルター:1,296円
6ヵ月点検
1.マツダセーフティチェック:3,888円
2.オイル交換
(1)SKY-D:1,836円×4.5L=8,262円
(2)DL-1:972円×4.5L=4,374円
合計
1.SKY-D:47,736 円
2.DL-1 :35,640 円
上記の価格とウェブサイトで調べたディーラーの価格を比較してみますと,以下のようになりました(単位 円)。
【注】データが少し古くなっており,サイトのリンク切れや価格が変更されている可能性がありますので,悪しからずご了解下さい。【2019.11.20】
・関東マツダ:23,785(SKY-D:△23,951,DL-1:△11,855)
・関西マツダ:30,480(SKY-D:△17,256,DL-1:△5,160)
・東海マツダ:39,100(SKY-D:△8,636,DL-1:+3,460)
・北陸マツダ:30,400(SKY-D:△17,336,DL-1:△5,240)
・九州マツダ(料金表は PDF):36,968(SKY-D:△10,768,DL-1:+1,328)
・神戸マツダ:27,900(SKY-D:△19,836,DL-1:△7,740)
・千葉マツダ(料金表は PDF):30,832(SKY-D:△16,904,DL-1:△4,808)
最も安いところは関東マツダの23,785円,最も高いところは東海マツダの39,100円で,その差は15,315円もあります。
ただ,上記のディーラーの全てに,オイルは「SKY-D を使用するとは明記されていません」ので,価格が安いからといって,使用するオイルをたずねなければ思惑と異なる可能性があります。
DL-1 の使用が前提であれば,SKY-D に変更する場合は追加料金を請求されることも考えておく必要があるかも知れません。
尚,5,000kmまたは6ヵ月で交換するとして,15,000km以上走行される方は,18ヵ月の間で3回以上のオイル交換をする必要が生じます。
この場合は,4回目以降は通常料金の負担になりますので注意が必要です(ディーラーによって異なるかも知れませんので要確認)。
逆に余り走行されない方の場合は,12ヵ月点検は別にしてもマツダセーフティチェックは過剰整備(不要)かも知れません。
また,「5,000kmまたは6ヵ月」の6ヵ月という期間を敢えて無視すれば,18ヵ月の間で3回未満のオイル交換しかしないという場合も出てきますので,この場合パック de メンテが必ずしもお得ではないケースも出てくるでしょう。
例えば,18ヵ月間の走行距離が10,000kmとした場合,オイル交換は2回となり(オイルは DL-1 を使用),マツダセーフティチェックを省略した合計金額は23,490円となり,費用負担だけを考えれば,パック de メンテの方が高くなります(工賃は別)。
尚,上記の方法は,毎日少しでも運転する方には余り問題ないと思われますが,週に2,3回や日曜日しか運転しない方には余りお勧め出来ません。
車は毎日稼働させる方が調子がよく,たまにしか運転しない場合は,オイルの劣化が早いように思われますので,「6ヵ月」で交換することをお勧めします。
コスト一辺倒で考えてしまいますと,かえって車を痛めてしまう場合があることもお考えの上で判断して下さい。
私がお世話になっているディーラーだけかも分かりませんが,マツダのカードを作るとオイルが2割引きになります(ポイントもたまり一挙両得です)。
もし,現在お付き合いしているディーラーにこのような特典があれば,使用状況を勘案して計算してみては如何でしょうか。
添加剤について
添加剤はメーカーから様々なものが発売されており,どれも一定の効果はあると思われますが,実際に継続して使用されている方はどれくらいおられるのでしょうか。
オイル交換の際に添加剤も同時に排出されてしまうと考えられ,継続しないとその効果は持続しませんので,「試しに使う」というのは殆ど意味をなさないのではないでしょうか(その後継続使用している場合は別ですが)。
肝心なのは,「継続出来るか」どうかだと思っています。
そのためには,添加剤の性能もさることながら,コストも重要になってきます。
私は,下記の添加剤を購入以来8年間使用継続しています。
オイル添加剤
オイル添加剤の使用については賛否両論あり,必ずしも使用しなければならないというものでもありません。
しかし,ディーラーが推奨するものやサードパーティーの製品もあることを考えれば,使用するのは差し支えないということでもあるということでしょう(マニュアルにはオイル添加剤の使用不可とはどこにも書いてありません)。
以下の方法は,上述したように自動車用品店などで売っているものを買ってきて入れるのでなく,原材料を購入して自分で添加剤を作りますので,面倒だと思われる方には不向きかも知れません。
しかし,5,000kmに1回ということを考えますと,たまにはボンネットを開けて同時にバッテリーなども点検してやるのもいいのではないでしょうか。
尚,以下の方法は,CX-8,CX-3,デミオ,アクセラ,アテンザなどのディーゼルエンジンやガソリンエンジンにも有効です(全ての内燃機関に使用可能)。
私は,ベースオイルは標準的なものを使用し,独自に添加剤を作っています。
その理由は,余りにコストが高いオイルですと,どうしても財布との相談になり,本来は5,000km毎の交換なのに10,000kmにのばしてしまい,かえってエンジンにはよくありません。
上記でいえば,DL-1 と SKY-D との価格差4,320円+500円で DL-1 が2回交換できます。
要は,エンジンにもよくて,且つ,コスパをどう追求するかの問題ですから,メーカーが問題ないとしている製品を使用し,自分の信頼できる添加剤を補っています。
これは考え方の問題ですから,何が正解というのはないと思っています。
添加剤は,パワーハウス・アクセルの製品です。
この販売元については,当時(約25年前)から主要な自動車雑誌では宣伝していなかったので(唯一の雑誌がオートメカニック),現在もそうだとすると,多くの方はご存じないかも知れません。
同社の Web サイトに行けば分かりますが,レースからラリーまで使われているモータースポーツの製品ですので,それ故に信頼性は申し分ありません。
しかも,既に配合されたものではなく,前述のようにその原材料ですから一切のごまかしはありません。
私は販売元へ直接注文していますが,東急ハンズでも扱っていますので,近くにお店のある方は一度確認されることをお勧めします。
1.マイクロセラ 粉末 50g 5,800 円(税別)
2.マイクロフロン Ⅱ 粉末 120g 3,800円(税別)
3.メタルチューニング 1,000cc 9,000円(税別)
この3種を自分で混合して添加します。
1~3合計で18,600円(税別)ですが,勿論1回ということではありません。
使用量は,
1(マイクロセラ)は2g添加(付属スプーン2杯) 1g 116円なので,(116×2=)1回約232円
2(マイクロフロン Ⅱ)は4g添加(付属スプーン4杯) 1g 約32円(31.6円/g)なので,(32×4=)1回約128円
3(メタルチューニング)は1と2を混ぜ合わせるだけなので,50cc使用で約450円となり,計810円の追加費用となります。
最初に1~3を揃える出費は大きいと思われますが,1が約25回分,2が約30回分,3が約20回分ありますので,最小の20回としても,年4回交換(5,000km×4=20,000km)するとした場合約5年分(100,000km)になります。
尚,メタルチューニングのコストが高いとお考えの方は,STP オイルトリートメントなどの添加剤と混合しても問題はありません。
これは,メタルチューニングが発売されるまで私が実践していた方法です。
ただし,二硫化モリブデンの入っている添加剤とは相性が悪いので注意が必要です。
購入時に小さなすり鉢がついてくるセットがあるので,そこに上記の添加剤を入れて混ぜ合わせますと下の画像になります。
まだ小さな粒が残っていますので,それが見えなくなるまで混ぜます。
上記のものを添加してから,エンジン全体に馴染ませるため,10分間ほどアイドリングするか実走行します。
私は,気晴らしを兼ねて近所のワインディングロードを往復で約40km走ることにしています(そこまでは走る必要はないと思いますが)。
帰ってくると,エンジン音が柔らかくなり,音も静かになっているのが実感できます。
気温が高くなればなるほど,オイル温度の上昇が激しくなるので,エンジンやタービンの熱ダレを防ぐには効果的だと思います。
現在まで DPF にも何ら問題は生じていません。
人柱の気持ちで始めましたが,長年の実績というのは恐ろしいもので,抜群の安定性を保っています。
走り込んでくると,通常はエンジン音が大きくなったりするのですが,それもなく購入した当時と殆ど変わりません。
ほかの添加剤でしたら,高いものになると1回分で3,000円以上するものもありますから,上記のコストは格安と言えます(何よりも継続できる)。
添加方法の動画を見つけましたので,末尾に貼り付けてありますので,それも参考にしていただければと思います。
尚,上記の添加剤は継続しますと圧縮比が落ちません(むしろ,圧縮比があがる場合があるので,ガソリンエンジンの場合はハイオクを入れろと書かれています)。
これを使用するまでのエンジンは,距離を走り込んでくると,徐々にエンジンのへたりを感じたのですが(現在ほどエンジンの精度が高くなかったせいもあるでしょうが),使用したエンジンにはその兆候を感じなくてすんでいます。
家内と娘の Fit にも添加していますがエンジンは好調を保っています(家内の Fit は145,000kmを超えました)。
この添加剤は,燃費向上を目的として使用しているものではなく,あくまでエンジンを好調に維持(保護)できるものとして添加していますので,高負荷運転を多用しても「何も問題が生じない」ことこそその効果ではないかと考えています。
もちろん,それは単なるプラセボ効果ではないかとご批判なさる向きもあると思いますが,車種を問わず長年使用してきて,その全てに好調を維持できてきたことそのものがこの添加剤のよさ(実績)だと思っています。
他の記事でも書いたことですが,MG の空冷エンジンの車に乗っている職場の同僚が油温が高くなるので困っていたので,この添加剤を勧めたところ,油温計の針が下がって,半信半疑で入れた整備士の方も驚いていたという経験もあります。
この添加剤の特徴として,投入直後はエンジンが重たくなった感じがするかも知れません。
オイル交換直後はエンジンが軽くなったと感じ,添加剤をいれてから走ると「あれっ,少し違う」と思ってしまいます。
これは,おそらくメタルチューニングの効果ではないかと考えています。
それも少し距離を走りますと消えていきます(完全に馴染んでくる)。
上記の添加剤は,極少量のメタルチューニングで混合するだけなので,オイルを希釈することはなく,むしろ粘度を上げると思います。
添加剤によっては,オイルを希釈してしまい,そのためにエンジンが軽くなったと思わせるものもあるようです。
繰り返しになりますが,この添加剤は私にとっての「安全マージン」であると考えています。
即ち,モータースポーツで使用されてきたものであるならば,少々無茶なことをやってもモータースポーツほど過酷ではありませんから,びくりともしない。
しかも,それと同じ原材料を手に入れられることは滅多になく,それ故にどの車も好調を保ってきたのではないかということです。
燃料添加剤
最後に,燃費の面でいえば,どのスタンドで給油するかも大切になってきます。
というのは,軽油は店によってセタン価が低い所(特に値段が安い店)があり,下手をするとエンジンを壊してしまいます。
そこで,私はセタン価向上剤を使っています。
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これは,ガソリンでいえば,レギュラーをハイオクにしてくれるようなものです。
下の関連記事にも書いたのですが,エンジンの加速が断然違いますし,セタン価が高いので特有のノッキング音(ガラガラ音)が出ません。
また,燃焼効率があがることによって,煤が出にくいのではないかと考えています。
そのことが DPF にもよい影響を与えているとすれば,「質(セタン価)の向上」に取り組まない手はないでしょう。
1回の添加費用が100円ほどですので,コスパは抜群と言えます。
是非,一度目を通してみて下さい。
関連記事:CX-5 燃費向上とエンジン保護のために軽油の質(セタン価)を向上させよう
エンジンの好調な理由は,エンジンオイルのみならず,その走らせ方や燃料を含む他のメンテナンスとの兼ね合いも大きいと考えています。
関連記事:CX-5 ディーゼルエンジンが好調な理由 【8年間の軌跡】
本記事とは直接関係ありませんが,マイクロフロンを市販のコーティング剤に混ぜるとテフロン加工ができます。
また,マイクロセラは温度を下げる効果があるので,クーラントに混ぜています。
この2つの方法は販売元の推奨に基づいて行っています。
関連記事:CX-5 効果的な洗車方法 【洗車グッズの紹介と仕上がり】
最後までお読み頂きありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
★アフターパーツの取付やトラブルなどについてはCX-5 のまとめをご参照下さい。
参照:CX-5 マニュアル(電子版)
【小ネタ】
朝起きてエンジンをかけに CX-5 のところへ行くと,フロントガラスの下部(フロントデフロスター付近)が曇っていたり,結露していたことはありませんか。
それは,空調を「外気導入」にしたまま駐車したことによるものです。
外気導入になっていますと,エンジンを止めても空気が入ってきますので,場合によっては上記のようなことが起こります。
これを防ぐには,「循環」にしてから駐車すると起こらなくなります。
常に循環の状態にして駐車するようにすれば,室内に湿った空気などは入ってこないのでいいのではないでしょうか。
★エンジンオイルを交換しなかったらどうなるか
★添加方法
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