CX-5 効果的な洗車方法【洗車グッズの紹介と仕上がり】

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車の洗車の話題ほど議論百出のものはないと思います。
昨今はどんどん進化しているようで,コストをかけることを厭わなければ,いくらでも綺麗に出来るでしょう。
しかし,私は車は走ってナンボと思っていますので,その費用があれば,足まわりを始めとする「走り」の部分にお金を使います。

これはそれぞれの方の価値観ですから,何が正解というものはありません。
ですから,これから紹介させていただく方法も,あくまで私の方法であって,これがベストというものでもありません。

とかく,車は税金を始めとしてお金をくう代物です。
トータルコストで考えた場合,税金は仕方がないとしても,その他のことについては,コストパフォーマンスを考える必要もあろうかと思います。

そして,洗車は原則として自分で行いますから,人件費はゼロという話をよく耳にしますが,とんでもないことで,あなたの人生の時間を消費するのですからゼロであるはずがありません。
時間単価をいくらにするのかは別にして,それに多大な時間をかけるというのは余りにもナンセンスではないでしょうか。

私の職場の後輩にも,休みの度に一日使って洗車をしているという者がおりましたが,本人はそれで満足しているからいいのですが,到底私には出来ないことでした。
また,知り合いの板金塗装屋さんと話をしていますと,余りに頻繁な洗車はクリア塗装を薄くするだけなので,かえって紫外線に弱くなるそうです。

塗装については,やはりトヨタが一番ですが,以外やマツダもかなりいいそうです。
反面,ホンダとスバルの塗装は柔らかいので,注意しないと磨きキズがつきやすいとのことでした。
あくまで一業者さんの見解ですので,参考程度にとどめておいて下さい。

かくいう私もそれなりに綺麗にしておきたいという欲望はありますので,色々と試行錯誤した結果,10年前から行っていることを紹介したいと思います。
これは,あくまで私の満足できる方法であって,やり方はいくらでもありますから,ほんの一例と思っていただきたいと思います。

手順

手順は以下の通りです。

1.水洗い
2.Auri Gold(マイクロフロン Ⅱ含有)
3.カラーキュア・プラス シルバー(マイクロフロン Ⅱ含有)
4.アーマーオール

私は水洗いしかしません(敢えて使用するとしても家庭用の中性洗剤で十分です)。
水をかけながら柔らかめのクロスで汚れを落とします。

タオルで水を拭き取ってから,ひっかき傷があれば,カラーキュア・プラス シルバーを塗ります。
この際,5Cm×5Cm角に切ったタオル(私は古い綿の T シャツを利用)を用意しておき,水で少し湿らせたものを使用するのがコツです。

というのは,乾いたタオル等で塗ろうとすると,液体がうまく伸びず,まだらな状態になってしまいます。
以下の写真は,施行中→施行後が分かりやすいように多めに塗っただけで,実際には極少量を薄く伸ばすことで充分です。

相棒達

先ず,上記2~4の頼もしき相棒を紹介します。

相棒達

相棒達

右から順に,Auri Gold,カラーキュア・プラス,アーマーオールです。→Auri Goldは現在市販されていないようです。[2017.11.01]

昔から常用しているのが Auri Gold とアーマーオールで,カラーキュア・プラスは Legacy の黒のメンテのために買ったのが最初で,今度はシルバーですので,新たに買いました。

ところで,「CPC ペイントシーラント」というのがありますが,これは,一言で言えば,「フッ素コーティング」のことで,長年の実績があるようです。

そこで,今更ながらに気がついたのですが,「(マイクロフロン Ⅱ含有)」と表記していますが,マイクロフロン Ⅱはフッ素を含んでいますので,知らず知らず毎回フッ素コーティングを行っていたのです(下図)。

マイクロフロン Ⅱ

勿論,DIY ですのでオリジナルではありませんが,発売元の推奨通り添付のスプーン3杯を Auri Gold とカラーキュア・プラス シルバーに混ぜています。
この効果もあって,車体が汚れても水洗いしてやるだけで元の光沢が簡単によみがえります。

原材料費

ちなみにコスト面を計算しますと以下のようになります。

1.Auri Gold 1,200 円(購入時)
2.カラーキュア・プラス 1,502 円(楽天調査価格)
3.マイクロフロン 120g 4,104円 → 1g 34.2≒35円×2杯=70円
マイクロフロンを1,2に混ぜますので,Auri Gold 1,270円,カラーキュア・プラス 1,572円となり原材料費はこんな安価なものです。
しかも,最低10回使用可能としても1回あたりの単価は格安になります。

Auri Gold にマイクロフロンを混合する方法は10年以上前から行っています(カラーキュア・プラスは約7年前:Legacy と CX-5)。
しかも,以前の車からずっと「屋外駐車」ですが,塗装ははげることもなく,廃車まできれいなものでした。

これで,上述のフッ素加工相当の輝きであれば,申し訳ありませんが,わざわざデイーラーに高いお金を払うのはバカらしくなります。
尚,マイクロフロン Ⅱは上述のものだけでなく,市販のものであれば混合が可能ですので試してみる価値は十分あるのではないでしょうか。

施工写真(塗布)

下記のようにきっちりメンテナンスをするのは,大体2ヶ月に1回くらいです(1ヶ月に1回は水洗いのみ)。
冬の前には,塩化対策のために2回ほど施行します。

それでは,Auri Gold を塗った写真を数点紹介します。

1.左前

左前

2.左フェンダー

左フェンダー

3.右前

右前

4.右後ろ

右後ろ

Auri Gold を塗ると,このように白くなります(今回は多めに塗っています)。
塗りムラになっていますが,多い(白い)部分は,拭き取る際,粉になって拭き取り用タオルにつきますので,問題はありません。
ボディにも粉が噴いた跡が残りますが,タオルで簡単にはらえます。

施工写真(仕上がり)

次は,拭き取った後です。

5.左前

左前

6.左後ろ

左後ろ

7.右前

右前

8.右後ろ

右後ろ

9.ボンネット

ボンネット

仕上がりは,このような感じです。
リヤは日影になりますので,写真撮影はしていません。
フロント・リヤバンパーやテールランプ,ヘッドライトカバーにも使用します。
気温が上昇してきますと,直ぐに乾いて白くなってきますが,かまわず右半分を塗った後で拭き取ります。

それ程デリケートにしなくてもいいのが有り難いです。
よく,「ドア1枚ずつ」とか「乾ききらないうちに拭き取る」と明記されていますが,上述の方法で全く仕上がりにも差はありません。
又,夏の暑い日中で,ボディが熱くなっている時でも可能です。

最後に,4枚ドアだけを再度仕上げます。
というのは,雨天の走行などで,水しぶきで最も汚れるのがサイドの部分です。
ここを長持ちさせるようにしておくと,案外車が汚く見えないものです。

Legacy は黒でしたので,雨上がりの時は,サイドの汚れが目立ちました。
それが嫌で,必ず2回行いましたが,少しはましでした。
幸い,CX-5 はシルバーなので,そこまで目立ちませんが,平素の感謝を込めてやっています。

よく「鏡面仕上げ」とかいっていますが,走れば汚れるに決まっているので,私はそれほど神経質になっていません。

ガーニッシュ

次は,いよいよ巷で黒い部分がぼやけてくるといわれているガーニッシュの方法を紹介します。

この部分もボディを水洗いした際に,クロスで汚れを落としただけです。
それ程激しく汚れていませんので,写真でははっきり分からないかも知れませんが,ご容赦下さい。

水洗い前

先ず,水洗いする前の状況です。

1.フロント

フロント

2.左1

左 1

3.左2

左 2

4.フェンダーアーチ

フェンダーアーチ

5.リヤ

リヤ

リヤ

光りの加減もあり,うまく写せていませんので見にくいかも知れません。

水洗い後

それでは,水洗い後の状態です。

6.左

7.リヤ

リヤ

8.ドアミラー

ドアミラー

少しは綺麗になりましたが,黒のツヤが出ていませんね。
3週間前に施工したのですが,まだ何とか古びて見えない感じです。
納車された時は,もっとくすんだ感じでした。
この後で,Auri Gold を塗りましたので,ガーニッシュにもついてしまい,白くなっている部分があります。
その状態は,こんな感じです。

9.フロント1

フロント 1

10.フロント2

フロント 2

11.左サイド

左サイド

12.フェンダーアーチ

フェンダーアーチ

ボディとの境目が白くなっているのがお分かりになると思います。
このままの状態からアーマーオールをタオルに少し多めに染み込ませて塗っていくだけです。

仕上がり

それでは,塗り込んだ後の状態をご覧下さい。

13.フロント右

フロント右

14.フロント左

フロント左

15.右ガーニッシュ

右ガーニッシュ

16.左ガーニッシュ

左ガーニッシュ

17.リヤ

リヤ

18.ドアミラー

ドアミラー右

ドアミラー左

撮(と)りたてをお見せしようと,今朝から撮り直したのですが,私の腕が悪くて余り参考にならないかも知れません。
兎に角,このアーマーオールは大変優れもので,ダッシュボード,タイヤ,ドア回りのゴム,プラスティック部分など,殆どの箇所で使用可能で,元のツヤが復活します。
素材に浸透するので,塗る頻度が高いほど汚れはつきにくくなっていきます。

ガーニッシュは,2回塗りました。
1回目は,成分が簡単に浸透してしまいます。
2回目になると,浸透できない液が浮き上がった感じになります。
マニュアルにも,最初は3回行うように書かれています。

全体の仕上がり

最後に,全体の仕上がりの感じは以下のようになりました。
拙い写真ですが,参考にしていただければ幸いです。

1.右前

右前

2.右横

右横

3.左後方

左後方

4.ヘッドライトカバー

ヘッドライトカバー1

ヘッドライトカバー2

5.Add Photo(12:30撮影)

右後方

左後方

正面後方

右フロント

右横

右リヤアーチ

左泥よけ

ガーニッシュ

ガーニッシュ

とまあこの様な感じになりました。
特に,ガーニッシュが黒く輝いていると,車が新しく見えることですね。
ツヤの有無が大きく雰囲気を変えてしまうように思います。

ボディは,色々なコーティング方法がありますが,どこまで追求するかだけの問題だと認識しています。
見てくれは大切だと思っていますが,私にとって多額の投資をするほどでもありません。

多額の投資をすればするほど,ちょっとしたことに不満が湧きやすくなります。
そして,その維持のためにまたお金を使ってしまう。
この循環にはまると,いくらお金があっても足りません(一種の人間の不安心理です)。

その意味では,車に対する投資額を決めておいた方がいいと考えています。
同じ消耗品でも,マルチユース(多用途)の製品を購入し,余分なお金を使わない。

お断りしておきますが,私は多額の投資をされる方を批判しているわけではありません。
それは,物事に対する姿勢の違いであって,善悪の問題ではないと認識しています。
即ち,「選択」は全て自己に委ねられており,その責任も自己に帰すると考えています。

これで,「効果的な洗車方法」は一応終了させて頂きます。
最後までお読みいただき有り難うございました。

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