あなたの職場のタイムカードはどこに置いてありますか。
更衣室の横でしょうか,事務所の中でしょうか。
あなたは始業開始何分前に出勤していますか。
大抵は10前以上に出勤して制服に着替え,現場には最低5分前には入ると思います。
ところが,中にはタイムカードの打刻時間が始業開始すれすれ(3分前など)になっている職員がいます。
果たして,彼は遅刻でしょうか。
打刻時間だけを見れば遅刻ではありませんが,
現場には何時に到着しているか。
申し送りが既に始まっているとすれば,それは事実上の遅刻といえないでしょうか。
これがまれに発生するのであれば,他の職員さんは,何か事情があったのだろうと斟酌してくれます。
しかし,これが常態化すればそうはいきません。
周りの者は仕事に対する姿勢を疑い始めます。
法人側としては,打刻時間で労働時間を特定しますから,意見をはさむ余地はありません。
現場では規律が乱れる一要因になるような気がします。
事故というのは,ほんの些細なことを見逃し続けために起こると言われています。
たかが打刻時間ですが,それが職場の秩序を乱していく要因であれば,所属長は看過すべきではありません。
私は,職員教育というのは単に医療・介護技術の習得にとどまらず,このような社会人としての基本も含むと思うのですが如何でしょうか。