職員さんが結婚する時,法人の理事長や幹部に招待状がくるときがあります。
最近は少ないのですが,一昔前は必ず頂いていました。
大変有り難いのですが,気になるのは職員さんへのえこひいきになってしまわないかということです。
勿論,頂いた方しか出席しませんが,招待しなかった職員さんにしてみれば,失礼なことをしたと考えておられる方も中にはあるのではないかと思います。
そこで,私の取った方針は,招待状を頂いても「辞退する」ということ。
これは,何もその職員さんが嫌いとかではなく,「公平」ということを考えての結論でした。
招待状を頂いて出席した職員さんとは近しい間柄になり,そうでない職員さんとはなんとなく距離がある。
このような状態を防止しようと思えば,「辞退する」しかないと考えました。
招待状を頂いた職員さんには,こちらの考えを十分理解して頂くべくお話をします。
そうしますと,殆どの方は理解して下さいます。
ここで難しいのは,「結婚祝」です。
辞退のお話をするときに渡すべきかどうか。
折角,招待して下さったのだから辞退しても渡すべきであろうとは思いますが,そうなると招待のない職員さんはどうするか。
公平を期すならば,渡すべきでしょう。
しかし,何百人といる職員さん全てに個人的にお付き合いするのは,財政的にも苦しいところがあります。
そこで,致し方なく全ての職員さんにお祝いはしないことにしました。
水くさいことを書いているようですが,「公平」ということを考える場合には重要なことだと思います。
幹部の職員さんは,招待されたのだから出席するのが礼儀という考え方をご自分の立場に照らして少し考えてみて下さい。