【面接】 質疑応答にはどう対処すべきでしょうか【一般企業編】

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面接での質疑応答はあなたが主役です。

履歴書をあらかじめ郵送した場合,面接官は,あなたの履歴書を拝見してどの様な質問をするのか考えます。
又,その場で提出しても,慣れた面接官であれば質問が浮かびます。

志望動機

これは,どの職場でも尋ねられますが,さてあなたはどの様に応えますか。

面接官は,以下ような観点を重要視しています。

1.自社の特徴・魅力をどこまで捉えているか
2.自社でどの様な仕事がしたいのか
3.(職歴のある方に対して)今までのスキルが自社でどの様に役立つと考えているか

上述のようなことが代表的なことと思われますが,端的に言えば,あなたは自社で何がしたいのかということを聞きたいのです。

ただ,そんなに難しい答えを要求しているわけではないので,素直に考えていることを話すだけで充分です。
上記の1~3については,必ず質問される内容と思われますので,一度書き出して文章にしてみるのもいいと思います。
要は,転職の「目的」をまとめればいいのです。

職歴に関して

又,職歴についての質問は,あなたは何をしてきたかをたずねるためのものです。
その質問に対して,あなたはどこまで的確に応えられますか。

そして,その遍歴があなたのスキルをどこまで高めてきたか。
つまり,前の職場を退職するにたる理由があったのは理解できますが,そこで得たものもあるはずだと考えています。

特に,事務系の仕事の場合,PCがどこまで使えるかが大事な要点になってきます。
逆に今の時代は,PCが満足に使えないと仕事になりませんので,質問された場合に備えて,出来ることを箇条書きにしてまとめておくといいのではないでしょうか。

曖昧に答えられるよりも,「出来ること」と「出来ないこと」を明確に言ってもらえる方が,仕事を割り当てる参考にしやすいのです。
私見ですが,ワープロは当然として,エクセルの関数を使った処理くらいは出来ないと仕事にならない場合があります。

若い人の中には,スマホは自由自在に使えるが,PCはあまり使ったことがないという方もおられるようですが,スキルの程度によりますが,上記の最低レベルまでくらいは習得しておく必要があるかも知れません。

入職可能な時期

かなり具体的な質問になりますが,これは相手側の求人の逼迫性を現しています。

例えば,あなたがまだ現職で,職場に退職の意思表示をされていない場合,入職時期は確定できません。
就業規則で,退職の申し出は○ヵ月前にすることと規定されている場合があり,そのような場合即時は不可能となってきます。
又,上司から引き留められる場合もあるでしょう。

中途採用の場合は,欠員を埋めるのが目的ですから,即時に出社可能であることが前提条件になっています。
相手側は,あなたが職場の折り合いをつけるまで待ってくれるかどうか。

採用されても,出社までに時間がかかるようであれば,取り消しの可能性もあることを考えておいた方が無難です。
2週間くらいであれば待ってもらえると思いますが,1ヵ月以上となると難しいかも知れません。

面接官は,現在あなたがいる職場を無理矢理辞めてほしいと思っているわけではありません。
そんなことをすると引き抜きとなってしまい,面接官があなたの職場の上司を知っている場合には,尚更そのようなことが出来ません。

もし,気になるようでしたら,面接時に確認しておきましょう。
そこで折り合いがつくようでしたら,あなたも安心して今の職場に退職の意志を表明出来ると思います。

給与について

給与は大切な要素に違いありませんが,そればかりで人は仕事をしているわけではありません。

又,給与は地域によって相場があり,概して都市部は高く,郡部に行くほど低くなる傾向があります。
これは,ある意味生活物価の反映であるので,致し方ないところもあります。

あなたに対して,自社の規定からすれば,経験を勘案しても現行より下がるかも知れない可能性がある,と述べてくれる会社は,誠実な人事制度を行っていると思ってほぼ間違いないとも思います。
何故ならば,あなたと同じ経験年数の職員が在籍しており,その職員が新卒からの生え抜きであった場合,中途採用のあなたにその職員と同じ額の給与を出せない場合があるのです。

それは,自社に対する貢献度の違いです。
確かに経験年数が変わらなければ,同額の給与を保証してもいいではないかと思われるかも知れませんが,現実は決してそうではありません。

あなたは,これから自社に貢献してくれる職員になるのです。
そして,その貢献度合いによれば,すぐにでも生え抜きの職員に並べることは可能です。

これが納得できない場合,あなたは就職を見送るでしょうし,相手も致し方ないと諦めます。

採否について

採否については,その場で出す会社もあれば,何日か後に連絡するところもあります。

私の職場では,面接の後で面接官で会議を行い,採用と決まればその日に上司の決裁を仰ぎ,翌日に連絡するようにしていました。
面接の場では,2,3日後に連絡しますと伝えます。

会議で意見が割れ,決定しがたい場合は,それぞれが再考するために一旦翌日に持ち越し,改めて会議を行っていました。
それでも決着がつかない時があり,改めてお越し願ったこともあります。

あなたが考えてておくべきこと

下記に記すことは,スキルアップや就業する上で大切なことだと思いますのでよく考えてみて下さい。

給与について

Webサイトの求人欄や新聞の折り込みの給与がいい場合があります。

余りに高い募集金額の場合,以後の昇給は殆どない場合があります。
今必要だから支払うのであって,将来は全く別と考えている経営者もいます。
昇給システムはあってなきがごとしです。

それは,各種手当てにもいえることです。
給与に関する規定に明確に定められているかどうか。

言葉は悪いですが,見せかけの給与に釣られないことが肝要です。
ともすれば,余りにハードな故に時間外労働が増えた結果高くなる可能性もあります。

特に若い人は,募集金額(月額)だけを見て応募する傾向があります。
それはそれで誤りではないのですが,会社によってシステムが異なりますから,あくまで比較すべきは「年収」です。
月例給与はそれなりに高いのですが,賞与は極めて少なく,年収を比べたら今の方が高かったという笑えない結果になります。

他にも色々あると思いますが,「志望動機」はどこでも質問されますので,きちんと回答できるようにしておくことが肝要です。

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