面接の際に提出する履歴書についてお話しします。
履歴書はあなたの人格を現している
履歴書には，住所，氏名，生年月日，学歴，職歴等を書くわけですが，いかに正確に書かれているかが問題となります。
住所，氏名，生年月日は誰も間違うことはありませんが，職歴が長くなり，転職が多くなると，就職年月日や退職年月日が曖昧になってくる方がいます。
中には明らかに矛盾するような職歴を書かれる方があり，この様な方は，仕事に対する姿勢も同様と見なされ，下手をすれば履歴書の審査段階で不採用になる可能性があります。
写真は貼っておこう
面接希望者の方に連絡した際，写真について言及しなかったので，と貼ってこない方があります。
これだけで不採用になることはありませんが，担当者が上司に「採用」の決裁をもらいに行った時，上司はあなたを面接していませんからどの様な人物か分かりません。
その様な時，担当者は説明に難渋する時があります。
免許を持っているのだからということではなく，一社会人としての常識をわきまえているかが問われることもあります。
もし，担当者が写真について何も言わなかったら，その必要性を尋ねるくらいの配慮が欲しいものです。
尚，写真を貼って頂いてあるのはいいのですが，全くの普段着で，それもスマホなんかで自撮りをしたものを貼られている方がいます。
やはり，写真はあなた自身を表すのですから，面接時に着ていく服装で然るべきところで撮ったものを貼り付けて下さい。
字は丁寧に書こう
最近は，ワープロなどで作成した履歴書を持参される方が増えましたが，まだまだ直筆の方が多いです。
拝見させて頂く側としては，字の上手下手は問いませんが，丁寧に書かれているかどうかは問題にします。
書き殴ったような書き方や読み取れない文字などは厳禁と心得ましょう。
履歴書の書き方一つにもあなたの人格が現れてしまいます。
誤字・脱字は厳禁
当たり前のことですが，誤字や脱字は絶対厳禁です。
病院名などの固有な文字（漢字等）は，相手方には判別しにくい面もありますが，明らかに誤った漢字である場合もあります。
自分でも曖昧な場合は，改めて調べて書くことを心がけて下さい。
職務経歴書を添付して下さる方もおられますが，ワープロの場合，誤って変換してしまい，その誤りに気づかないまま印刷されたとお見受けする方もあります。
是非，必ず読み返して誤りがないか点検して下さい。
そして，日本語の文章としても誤っていないかをチェックして下さい。
いくらよいことを書いても文章としておかしければ話になりません。
繰り返しますが，誤字・脱字は厳禁です。
一般企業では，それがあっただけで不採用とする厳しいところもありますので，くれぐれも注意して下さい。
職務経歴を書く際は年月に注意
冒頭にも書きましたが，職歴が長くなると，各職場の就職，退職年月が曖昧になってきます。
まさか，自分が転職するとは思わなかったから，履歴をきちんと残していなかったために，記憶を辿って書くことになります。
特に，結婚されてしばらくブランクがある場合，改めて履歴書を書くわけですが，その様な時に困るのが職歴です。
面接官は，あなたの履歴を正確に把握しようとします。
何故ならば，職務経験年数によって，職場の配置を考えることになるからです。
又，賃金も経験年数によって変わってきます。
漏れていれば賃金は低く評価されますし，誤りであれば履歴の詐称となります。
前の職場からブランクのある方は，ブランクの期間の動きを説明できるようにして下さい。
中には，「アルバイトで２，３ヵ月行っただけなので書きませんでした」と言われる方もありますが，それもあなたの大切な履歴です。
免許番号や取得年月日は正確に
これも当然のことです。
しかし，中にはおられるのです，不正確な方が。
免許はストレートにあなたの給与に反映しますので，正確を期すことを忘れないで下さい。
このように履歴書は，あなたの人格だけでなく人生を現しているものです。
それをぞんざいにするようでは，採用もおぼつかない可能性があると考えて，くれぐれも慎重に書きましょう。
一度きちんとしたフォーマットを作成すれば，転職する際にも役に立つものですから，是非完璧に近いものを作り上げてください。
履歴書の書き方で不合格になってしまうことほどつまらないことはないと思います。
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