あなたが,学会などの出張を希望した時,病院や施設はどのような反応を示しますか。
1.希望通り行かせてくれる
2.条件付きで可能
3.基本的に認めてもらえない
恐らく 100 %無条件で OK とはならないと思いますが,教育熱心な法人(病院・施設)であれば,条件付きで認めてくれると思います。
私が,かつて出張に行った際,他の方々に条件を尋ねてみたことがありました。
それによれば,多くの方は何らかの条件がありました。
1.参加費
2.交通費
3.宿泊費
4.出張扱い
5.有給休暇の使用
この時私は遠隔地への出張でしたので,1から4の全てを認めてもらっていた状況でしたが,他の方々は上記の一部しか認めてもらっていないようでした。
勿論無制限に認めてしまえば,財源がいくらあっても足りませんので,そこには一定のルールが存在するのでしょう。
この経験を踏まえて,私の法人では,以下のようなルールを策定しました。
1.法人が推薦する学会への出張
2.本人が希望する学会への出張
先ず,上記の2つのカテゴリーに分類し,1の場合は全て法人負担(1~4)とする。
2の場合は,5の有給休暇を使用してもらい,参加費は自己負担で,交通費と宿泊費は法人負担としました。
この方法がベストかどうかは分かりませんが,2についての不満は聞かなかったと記憶しています。
医療技術者にとって,日進月歩する技術の研鑽は必然的なものである以上,勤務先がどこまで支援してくれるかが当人にとっては大きな問題でしょう。
技術は個人に還元されるとはいえ,その恩恵にあずかれるのは法人である以上,おろそかに出来ることではない筈です。
このように教育に対する姿勢を入職時に確認しておくことも大切であると思います。