通販で購入する場合に考えたのは以下のことだった。
不安要素
(1)自分に合うサイズがあるか。合わない場合の対応をどうするか。
(2)色・柄は,画面の写真に近いものであるか。
(3)生地の質感はどうか。
(1)については,実店舗に行って試着するわけではないので,現在着ているサイズを参考にして選んだ。
しかし,お店によって微妙に異なるので,いくらかは妥協を必要とした。
(2)については,お店の情報量に左右される。情報量が少ないと,現物とのギャップが大きい場合がある。
(3)は,最も難しいことで,これは,送られてきた現物を見るしかないと思う。
購入原則
(1)裾あげ等は,購入店では行わない。
(2)掲載されている画像を保存してビューワーで確認する。
(3)レビューは,辛い評価だけを参考にし,しかも,その表現に注意する。
(4)ブランドに惑わされない。
(5)デザインは,流行を追いすぎない。
(1)は,裾あげ等をやってしまうと返品がきかないためである。それで,購入店の返品条件を必ず熟読することにしている。
(2)は,あまり効果はないのであるが,拡大表示することによって,詳細が見える場合がある。
(3)は,嗜好は個人によって異なるので,余り参考にしない方が,自分の感覚を左右されない。
逆に,辛い評価を読むことで,その商品の欠点が分かる場合がある。
(4)は,ブランドは生地とは別ものであるということである。
ゼニアのように生地メーカーの場合はまだいいのであるが,そうでない場合は,実物とのギャップを感じてしまうことがある。
(5)は,自分の年齢から考えて,若者向きは出来るだけ避け,オーソドックスなスタイルのものを選ぶようにした。
購入した結果を次回から書き記すことにするが,経験的に分かったことを纏めてみる。
まとめ
(1)サイズはAB7なので,売れやすい状態にあること。
在庫は,大抵1~2着なので,躊躇っていると,翌日には売れ切れている場合が結構あった。
又,実店舗でも販売されているお店も同様である。
夜間に注文される方は,注意された方がよい。
注文受付メールが自動で配信されてくるが,翌朝,「在庫無」と返信されてきて,がっかりすることがある。
(2)通販経験がないこともあって,買ったお店は,今まで聞いたこともない所が多かった。
其処で,必ず「会社概要」を参考にした。これにより,販売業務が主なのか,製造卸なのか等が把握できる場合がある。
又,所在地から,繊維産業の中心地又は近くにあるお店かも分かる。
日本に於ける繊維産業の中心地は,尾州である(愛知県一宮市を中心とする地域)。
よくよく調べてみて分かったのだが,知らない製造メーカーが欧州の名だたるブランドの依頼を受けて生産している場合がある(この事実は,業界では常識なのだが,知らないというのがお約束らしい)。
尾州地域のお店を繊維組合のページで調べてみると,少なからず繊維産業に関わっている所があった。
何を云いたいかというと,企業規模も小さく,派手さはないが,独自の流通ルートがあるような気がする。
(3)自分のスタイルが曖昧なままで手を出したものは,良い品物であっても,着こなすのに苦労するということ。
要は,画面に表示された服を見て,身にまとった自分の姿が想像できるかどうか。
想像できない時は,無理をせず見送った方がいいのではないかと思う。
何故なら,服に酔ってしまって,バランスが見えていないから。
勿論,足がはやいものもあるから,売れ切れの時は縁がなかったと考えよう。
その服に魅入られている時ほど,危ないというのが自分の経験であった。