– Project CARS 2- 【AI ドライバーの活用方法】

更新日:

YouTube を視聴していますと,まともに走らないので苦労されている方も多いようですね。
ここでは,「オプション設定」と「マシンのチューニング」でお示ししました「最低限の設定」を行って頂いて,最も身近な師匠である「AI ドライバー」に学ぶ方法をご紹介します。

【注】以下の方法は,基本的にピットでドライバーの交代が可能なコースを対象にしています。
従って,ニュルブルクリンクのロードコースのようなところでは対象外になります。

YouTube の私のチャンネル[OYAJI Channel]にも下記の内容の動画をアップしてあります。

方法

AI ドライバーを走らせる方法は,ピットで「ドライバーの交代」が基本になります。
即ち,最初はご自身が運転を行い,ピットインでドライバーを交代します。

下記の例は,カスタムレースの応用ですが,「プライベートテスト」でも可能です。
方法は簡単で,以下の「レースでの操作」を行えば出来ます。
最初に「ピットストップ申請」と「車両管理」及び「車内メニュー(上・下・左・右)」のボタンを設定しておいて下さい。

ただ,リプレイの保存は出来ませんので,別にソフトを使って保存する必要があります。
また,AI ドライバーのレベル設定が出来ませんから,レベルの高い走りを研究したい場合には,下記のようなカスタムレースの応用の方がいいと思います。

最低限の設定

最低限の設定は以下のようでした。

オプション

以下はオプションの項目です。

ゲームプレイ

再現性

1.ステアリングアシスト:[はい]
2.ブレーキアシスト:[いいえ]
3.ドライブアシスト:[フル]
4.アンチロックブレーキ(ABS):[低]
5.スタビリティコントロール(スピン横滑り防止機能):[オン]
6.トラクションコントロール(タイヤの空転防止機能):[低]

オンスクリーンガイドと表示

1.走行ライン(矢印表示):[オン]
2.コースマップ:[オン]
3.スターティンググリッドライト:[オン]
4.単位表示:[メートル法]

カメラ

視界

1.バンパーカメラ: [100]
2.フードカメラ: [90]
3.ルーフカメラ: [90]
4.チェイスカメラ: [80]
5.コックピットカメラ: [80]
6.ヘルメットカメラ: [80]
★ご自分のよく使う「視点」だけを「100」とします。(Max 120)。
7.被写界深度の速度に対する感度:[いいえ]

操作方法

設定

【注】[ ]内は私の設定です。
1.ステアリングのあそび: [3]
2.ステアリング感度: [50]
3.アクセルのあそび: [5]
4.アクセル感度: [30]
5.ブレーキのあそび: [5]
6.ブレーキ感度: [40]
7.クラッチのあそび: [7]
8.クラッチ感度: [35]
9.rpm/ギア表示:はい・いいえ [はい]

フォースフィードバック

【注】[ ]内は私の設定です。
1.特性:情報伝達・臨場感・ダイレクト・カスタム(PCのみ): [情報伝達]
2.ゲイン: [90]
3.FFB ボリューム: [80]
4.FFB トーン: [50]
5.FX: [50]
6.メニュー切り替え時バネ強度 [0.4]

ボタン設定

車両

1.ヘッドライト
2.ワイパー
3.ピットストップ申請
★ここは必須です。

カメラとビュー

1.カメラ切り替え

ゲーム

1.ポーズ
2.車両管理
★ここは必須です
「車両管理」は,走行中にピットで行う作業内容を指示するメニューを出すものです。
2.車内メニュー上
3.車内メニュー下
4.車内メニュー左
5.車内メニュー右

★上の2~5は必須です

セッティング

ECU/エンジン/ギヤ

エンジン

・燃料搭載量:50 L
★この項目は,デフォルトでは「満タン」になっていますので,必要な燃料の量に減らして下さい。

レースの設定

以上の設定が出来ましたら,AI ドライバーに運転してもらうレースの条件を設定します。
設定はカスタムレースで行います。

レース設定

レースタイプ

・Time:実時間
★ラップ数でもいいのですが,ここでは時間とします。

時間

・時間:10分
★もっと長くてもいいのですが,最低10分はほしいところです。

日程

・デフォルト:ゲームがもっている時間

時間の進行

(1)オフ:固定
(2)リアルタイム
★どちらでもいいです。

5.シーズン

・春~冬:季節を指定するとカスタムの日付が変わる
★デフォルトでOK

天候スロットの数

(1)1:固定
(2)2,3,4:順番に天候が変わる
(3)天候変化あり
★「雨」の時の走り方を知りたければ,スロットを「1」に固定し,下の項目で「雨」を選択します。
・晴れ
・曇り1
・曇り2
・曇り3
・曇り4
・小雨
・雨
・大雨
・雷雨
・雪
・大雪
・吹雪
・霧
・霧と雨
・濃霧
・濃霧と雨
・薄霧
・ランダムの天候

天候の変化

(1)オフ:天候スロットの「1」を選択した場合
(2)レースに同期
(3)リアルタイム
★これも,選択次第で色々な状況の走り方を学ぶことが出来ます。

スタートの種類

(1)スタンディング
(2)ローリング
★どちらでもいいですが,最初は「自分」が走らないといけないので,余り意味がありません。

フォーメーションラップ

上の「ローリング」を選択した場合のみ,「はい・いいえ」の選択が可能

強制ピットストップ

・いいえ

セッション設定

フリー走行

・オフ

予選

・オフ

対戦相手設定

対戦人数

対戦するAIドライバーの数:1
★ここでは走り方を学ぶので,自分ともう1台の最低数にします。
「0」にした場合,自分だけになりますが,上の設定は全く無視され(特に時間設定),わずか3ラップしか走ってくれないので意味がありません。

対戦相手のレベル

・ライバルの強さ:100
★高いレベルにした方が AI ドライバーもその水準で走ってくれますので,より高度な研究が出来ます。

対戦相手の攻撃性

・攻撃の強さ:自由設定

4.対戦相手のタイプ

(1)同一車両:ワンメイクレース
(2)同一クラス:同程度の性能の車でのレース
★所詮ライバルは1台ですので,上のどちらかを選択して下さい。

プレイヤーのグリッド順位

(1)前半
(2)真ん中
(3)後半
(4)ランダム
(5)カスタム:プレイヤーの自己指定
★所詮ライバルは1台ですので,上のどれかを選択して下さい。

ルールとレギュレーション

ルールとペナルティ

・オフ
★「オフ」を指定すると,以下の設定項目は「青色表示」されます(設定できない)。
・コース制限ペナルティ
・許容可能なタイムペナルティ
・ドライブスルー・ペナルティ
・ピットアウト・ペナルティ

以上で,レースの設定は出来ました。

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レースでの操作

いよいよ実際のレースで AI ドライバーに登場してもらう操作を説明します。
要は,自分と交代して AI ドライバーに運転させることによって,その運転方法を学ぼうというものです。
方法は以下の通りです。

1.1周目は自分で走る
2.1周目を走っている時に,
(1)「ピット申請」を行い,
(2)「車両管理」で「ドライバー交代」を「オン」
にする

1周目の適当な時に,「ピット申請」を行います(下図)。

ピットロードに入ってから,「車両管理」を呼び出し,「ドライバー交代」を「オン」にします(下図)。

ピットに入って作業を終えると,ドライバーが AI になり,自分は何もしないで AI の運転を研究できます。
そのまま何もしなければ,AI はレース終了まで走ってくれます。

ある程度分かってきたら,上記のようにピット申請を行い,車両管理でドライバー交代をオンにすれば,自分で運転することになりますので,AI の運転した通りにやることも可能です。
ただ,時々 AI もミスをやるのでそれも愛嬌と思って下さい。

私は,GT3 の走らせ方が今一つ分かりにくかったのですが,末尾の動画を収録したおかげで少しは走りやすくなりました。
実際のレースではこうもいかないかも知れませんが,少なくとも基本は学べると思います。

また,AI は非常に「丁寧に走る」ので,ハンドルさばきやアクセルワークの参考になります。
ハンコンでこのような練習を行っておけば,実際の車の運転にも応用が利き,スムースな運転になるような気がします。
AI を 100 にしてやってみましたが,抜けないまでも「抜かれない走り」は出来ました。

この応用で,色々なコースや気象条件を考えながら AI に教えてもらえば上達も早いのではないのでしょうか。
また,リプレイを残しておけば後日でも復習できます(リプレイでも視点の変更は可能ですので参考になります)。

[6時間耐久の設定方法]のところでも記しましたが,耐久レースをやる際はドライバーの交代が必須になりますので,その練習にもなると思います。
私は,前作でルマン24時間をシミュレーションした時には,AI と交代しながら長丁場をしのぎました。
しかし,AI といえども,自分で判断してピットインしタイヤ交換などをしてくれませんので,注意が必要です。

初めてのコースの時や慣れない天候の時などは,「フリー走行」を10分確保して,AI の後ろについていくと,ライン取りやスピードの調整の仕方を学ぶことが出来ます。

★限定公開
1周目の私の下手な走りと AI ドライバーの走りに注目。
ピットアウトしてから最後まで AI が運転しています。


【更新履歴】----------------------------------------------

・2017.12.04 一部加筆
・2017.10.15 一部加筆
・2017.10.09 一部加筆
・2017.10.08 一部加筆
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